浄土宗新聞

今秋「法然と極楽浄土」 九州ゆかりの名宝多数

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(左から)富田淳九州国立博物館館長、川中総長、光岡素生大本山善導寺執事長らが発表会に出席した

 令和6年に浄土宗が開宗850年を迎えるに際して企画され、東京国立博物館、京都国立博物館の開催で17万人以上を動員した特別展「法然と極楽浄土」が、九州国立博物館(福岡県太宰府市)で10月7日から11月30日まで催される。
 7月17日、開催に先立ち九博で行われた記者発表会で、浄土宗の川中光敎宗務総長は、「法然上人や浄土宗を身近に感じてもらうきっかけになれば」と語った。
 同展には、「綴織當麻曼陀羅」(奈良・當麻寺) 、「早来迎」(京都・総本山知恩院)など国宝指定の文化財のほか、九州の地で浄土宗の教えを広めた浄土宗第二祖・聖光上人ゆかりの品も数多く展示される。