浄土宗新聞

500年以上続く、伝統行事 大本山光明寺お十夜法要 厳修

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 10月12日から14日にかけて大本山光明寺(神奈川県鎌倉市=柴田哲彦台下)が十夜法要を営んだ。十夜法要は、同寺第9世祐崇上人が、後土御門天皇の勅許をうけて勤めて以降、浄土宗寺院で勤められるようになった法要。浄土宗の十夜法要発祥の寺である同寺では、例年この時期に執り行っており、独特の節を付けて『阿弥陀経』をとなえる引声阿弥陀経や、声を緩やかに長く伸ばしながらとなえる引声念仏など、同寺に古くから伝わる伝統的な法式作法が営まれた。
 柴田台下御親修の開白法要を皮切りに、台下より任命を受けた唱導師による法要を厳修。期間中、露店も多数出店し、参列者のみならず、多くの参拝客が訪れた。