戦没者を偲び、平和を願う終戦80年追悼・平和誓願法要 大本山百萬遍知恩寺

10月15日、大本山百萬遍知恩寺(京都市左京区=福原隆台下)が同寺の御影堂を会場に、第二次世界大戦終戦80年追悼・平和誓願法要を厳修した。
これは本年が、第二次世界大戦終戦から80年の節目を迎えたことから、戦禍で命を落とした人々を追悼するとともに、恒久平和を願うために勤めたもの。
福原台下を導師に13時より営まれた法要には、僧侶・檀信徒ら約130名が参列。堂内には参列者のお念仏の声が響くとともに、平和への深い誓いが刻まれた。
法要後には、同寺布教師会顧問・有本亮啓師による法話が行われ、法然上人の生涯をひも解きながら、命の尊さとお念仏の教えが語られ、参列者らは、その話を真剣に聞き入っていた。続いて、平和誓願念珠繰りが行われ、参加者は、お念仏をとなえながら平和を願い、長さ46㍍、重さ88㌕もの数珠を回した。
また、15時からは、浄土宗平和協会の廣瀬卓爾理事長による講演が行われ、浄土宗寺院に残る戦時下の資料をプロジェクターに投影しながらの解説が行われた。
