年に一度のお身ぬぐい 第57回高岡大仏まつり開催
富山県高岡市の大仏寺(北角良粋住職)で9月23日、第57回 「高岡大仏まつり」(高岡大仏奉賛会主催)が開催された。
高岡大仏は、昭和8年(1933)に造立された高さ約16㍍を誇る、青銅製の阿弥陀如来坐像。日本三大仏の一つに数えられ、市民から「だいぶっつぁん」と呼ばれ親しまれている。
当日は午前10時から、白装束をまとった高岡大仏奉賛会の関係者や一般公募の参加者15人は、読経の後、台座上に登り「大仏お身ぬぐい」を行った。
参加者たちは大仏の頬や手、衣文の皺までを丹念に拭い、人の小さな手で巨大な像の全身が磨き上げられる様子は荘厳で特別な光景であったという。この後は、一般の参拝者らも大仏の蓮華座に上ることが許され、大仏を間近で拝んでいた。
午後2時からは、同寺本堂にて交通安全祈願法要が営まれ、参拝者らは心を込めて手を合わせた。