浄土宗新聞

創建400年の歴史に触れる 知恩院三門特別公開 10月29日~11月7日

特別公開される三門楼上内部

特別公開される三門楼上内部

総本山知恩院(=京都市東山区)が10月29日から11月7日まで、三門(国宝)の楼上内部を特別公開している。
これは毎年春・秋の2回、普段非公開の文化財を公開する「京都非公開文化財特別公開」(主催=京都古文化保存協会)の一環で、今年は知恩院を含め京都府下12の寺社などで貴重な文化財が公開される。
知恩院の三門は、元和7年(1621)に徳川2代将軍秀忠の命を受けて建立、今年で400年となる。日本最大級の木造二重門で、楼上内部は仏堂となっており、中央に宝冠釈迦牟尼仏像、脇壇に十六羅漢像(=いずれも重要文化財)を安置、天井や柱、壁などには天女や飛龍が極彩色で描かれている。通常、内部には立ち入ることができないため、この特別公開は拝観ができる貴重な機会となっている。

●期間:10月29日(金)~11月7日(日)
 ※感染拡大状況によって中止の場合あり
●拝観料:大人1000円 中学・高校生500円
●時間:9時~16時
●問い合わせ:京都古文化保存協会 TEL 075(451)3313