大雨で墓地に土砂流入 令和3年7月・8月の大雨 台風9号被害
極楽寺境内墓地に流入した土砂
7月から8月にかけて、西日本を中心に襲った大雨や台風9号は、記録的な雨量となり、河川の氾濫、土砂崩れなどが多発、各地に大きな爪痕を残した。
浄土宗に寄せられた情報によると、京都教区2カ寺、出雲教区(島根県西部)6カ寺、広島教区1カ寺(9月15日現在)が、境内への土砂流入や屋根瓦の飛散、雨漏り、などの被害を受けた。
特に、8月14日に近畿地方を襲った大雨で被害を受けた京都市山科区の極楽寺(=八幡光一住職)は、境内に隣接する住宅の擁壁が崩落し、その土砂が墓地に流入。約100基の墓石が転倒や埋没した。
八幡住職は、「大雨が降る中、発生したのが夜間だったこともあり、人的被害についてはありませんでしたが、土砂に巻き込まれた墓地の一日も早い復旧ができるように考えていきたい」と話す。