浄土宗新聞

大本山金戒光明寺  法主に藤本淨彦師

法主に推戴された藤本淨彦師

法主に推戴された藤本淨彦師

大本山金戒光明寺(=京都市左京区)第75世法主・久米慶勝台下が6月3日にご遷化されたのにともない、8月26日、浄土宗宗務庁(同市東山区)で浄土門主・法主推戴委員会(委員長=川中光敎宗務総長)が開かれ、第76世法主に山口県周防大島町の西蓮寺住職・藤本淨彦師を推戴した。任期は令和3年8月26日から令和7年8月25日までの4年間。
藤本師は昭和19年生まれの77歳。昭和41年に早稲田大学を卒業後、昭和46年に大谷大学大学院博士課程を修了。平成10年に博士(文学)の学位を取得。昭和47年から京都府京田辺市の三寶寺住職、平成10年から西蓮寺住職を務められているほか、長年にわたり浄土宗の宗立宗門校において教育・研究の発展にも力を注がれ、華頂短期大学講師、佛教大学教授、同大学副学長などを経て、現在は同大学名誉教授。また、浄土宗教学院副理事長、教学審議会委員長、浄土宗総合研究所所長などの宗内要職も歴任された。