ニュース一覧
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開山・聖光上人を偲び盛大、おごそかに 善導寺開山忌 3月27日~29日
3月27日から29日、大本山善導寺(=福岡県久留米市・阿川文正台下)が同寺を開いた浄土宗二祖・聖光上人の遺徳を偲ぶ開山忌大法要を勤める。 聖光上人(1162—1238)は筑前香月(現在の北九州市八幡西区)の生まれ。14歳のとき、天台宗の僧侶となり、比叡山延暦寺など複数の名刹で仏教の勉学に励んだ。36歳で京都に上洛した際、法然上人と出会い、その教えに強い感銘 -
東日本大震災から13年 失われた命に想いを馳せ 供養続ける 宮城・大忍寺
東日本大震災の発生からこの3月11日で丸13年。児童と教職員計84人が犠牲になった宮城県石巻市・大川小学校の震災遺構で、同市の大忍寺・福井孝幸住職(57)は現在でも弔いを続けている。現場で「和顔地蔵」を携えて読経する住職の姿が、なお悲嘆を抱える遺族の心を癒す。(ジャーナリスト 北村敏泰) 福井住職は津波の数日後、まだ父母らがわが子の遺体を探す校舎の廃墟前で -
令和6年能登半島地震発生から2カ月 宗内僧侶が被災地で復興支援
1月1日に発生した令和6年能登半島地震は、各地で大きな爪痕を残し、浄土宗が被災地域の教区から収集した情報によると、76カ寺の被害報告があった(2月20日現在)。現在も震源地にほど近い石川県輪島市や珠洲市では、官民ボランティアによる懸命な復旧作業が進められている。 宗内でも災害発生時から、被災地でボランティア活動に携わる僧侶が多くいる。このなか、加藤正淳師( -
第十三回芸術展(美術部門) 開催 浄土宗芸術家協会京都支部
法然上人のみ教えを基盤に文化芸術の向上発展及び普及を目指す浄土宗芸術家協会(光成輝道理事長)の京都支部(大津隆範支部長)が1月26日から28日まで、総本山知恩院和順会館「ギャラリー和順」(京都市東山区)を会場に、「第十三回芸術展(美術部門)」を開催した。 初日には、川中光敎浄土宗宗務総長、佐藤文宏総本山知恩院執事、森慶信京都教区教区長、北村隆信京都教区教化 -
第35回浄光会総会 平和な共生社会のために
浄土宗寺院檀信徒の国会議員65名と浄土宗で組織し、法然上人のみ教えを基に共生社会や世界平和の実現を目指す浄光会が1月24日、第35回総会を大本山増上寺(東京都港区・小澤憲珠台下)で行った。 法要では、小澤台下を導師に、大殿(本堂)で法然上人の忌日法要である御忌を営み、遺徳を偲ぶとともに、同月1日に発生した能登半島地震物故者への回向と被災地の復興を祈念した。 -
僧侶と檀信徒が共に念仏 僧俗一体聖日念佛法会 開催
1月25日、総本山知恩院布教師会(勝部正雄会長)は、浄土宗開宗850年を記念した「僧俗一体聖日念佛法会」を、総本山知恩院(京都市東山区)で開催した。全国から僧侶、檀信徒ら189名が参加し、「お念佛からはじまる幸せ」をテーマに、シンポジウムや法要を営んだ。 シンポジウムの座談会では勝部会長を司会に、「今を生きる教え」と題し、3人の檀信徒(山下均氏、熊谷繁一氏