ニュース一覧
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日本文化や仏教の〝心〟を伝える 米イリノイ大日本館 25周年 小澤台下揮毫の書贈呈
米国・イリノイ大学(イリノイ州)芸術学部の日本館(ジャパンハウス)は、5月4日から 5日、新館建立25周年記念式典を開催、大本山増上寺・小澤憲珠台下(けんじゅだいか)が「至誠心」と揮毫した書が、妙定院(東京都港区)住職の小林正道(しょうどう)師(大本山増上寺執事長)によって贈呈された。同館は、学生や地域住民に日本文化を紹介するため、1964年に設立された教育 -
お寺を教育の場に 不登校の子どものためのフリースクールを開始 愛知・浄土院
名古屋市守山区の浄土院(児玉尚文住職)では、 同寺副住職・児玉匡信師が園長を務める幼稚園 「守山幼稚園」(同市)に併設する形で、 不登校の小中学生を対象としたフリースクール「てらこやさん」を昨年12月に開設、地域で話題となっている。フリースクールとは、さまざまな理由から学校にいけない子どもたちを対象に学習や心のケアなどを行う民間の施設。全国で約30万人に及ぶ -
大正大学が浄土宗開宗850年慶讃法要 参列者ら法然上人ご手印と結縁
6月9日、浄土宗宗立学校の大正大学(東京都豊島区)が学園祭「鴨台祭(おうだいさい)」の中で、「浄土宗開宗850年慶讃法要」を営んだ。 これは、今年が法然上人の浄土宗開宗から850年に当たることから、学園祭を訪れた人にその教えに触れ、結縁(けちえん)してもらおうと企画したもの。 法要では、開宗の契機となった一文を参列者と奉読。会場には上人の教えが記された「一枚 -
西照寺(新潟) 最後のコンサート好評 山寺に響くソプラノの歌声
潟県柏崎市の西照寺(小嶋知紀住職)5月19日、今年で最後となる山寺コンサートを開催し、参加者に惜しまれつつ8年の歴に幕を閉じた。これは、同寺を開放し行事を開催することで、地域の活性化の一助となるよう、小嶋住職が2017年より始めたもので、年を重ね体力的に厳しくなることを見越して、当初から10回で最後にしようと決めていたことや、知己の演奏者を一通り招き終えたこ -
16万人がお念仏と結縁 法灯リレー結願法要厳修・総本山知恩院5月8日 浄土宗開宗850年 慶讃記念事業
浄土宗開宗850年慶讃事業の一つとして、昨年はじまった「法灯リレー」。5月8日、その円成を奉告する結願法要が、総本山知恩院(京都市東山区) で、伊藤唯眞(いとうゆいしん)猊下を導 師に営まれた。 「法灯リレー」とは、法然上人の教えの尊さをあらためて檀信徒に伝えることを目的とした事業。宗祖法然上・人が修行した比叡山青龍寺の経蔵で、浄土宗開宗のきっかけとなった一 -
第63回播隆祭 播隆上人の功績をたたえて 岐阜・高山 村上神社
岐阜県高山市の村上神社境内で、江戸時代の浄土宗僧侶播隆上人を讃えるとともに北アルプス登山者の安全を祈願する山開き行事「播隆祭」(奥飛騨温泉郷観光協会主催) が開催された。 播隆上人は、槍ヶ岳に初めて登頂した先駆者で、開山の際、阿弥陀如来・観世音菩薩・文珠菩薩を山頂に安置し、「善の綱」と呼ばれる鉄の鎖を、登山者の安全のため設置したことから槍ヶ岳開山上人と称され