ニュース一覧
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東大寺に響く報恩の念仏 浄土宗開宗850年お待ち受け法要 厳修 6月25日 奈良・興善寺
奈良市にある興善寺(森田康友住職)が6月25日、「浄土宗開宗850年お待ち受け法要」を華厳宗大本山東大寺の指図堂で営んだ。 指図堂は、法然上人とゆかりの深い遺跡寺院で構成される「法然上人二十五霊場」の第十一番。平家の焼打ちにあった東大寺復興にあたり、大仏殿の設計図を納めたことが名前の由来となっている。 この復興の際に中心的な人物であった俊乗坊重源(1121 -
世界の平和を願う 浄土宗平和誓願の集い ー北陸地区大会ー 浄土宗平和協会
浄土宗平和協会(廣瀬卓爾理事長)が6月23日、「浄土宗平和誓願の集い―北陸地区大会―」を、福井県越前市の大寳寺(吉田悦應住職)で開催した。 同協会は、令和6年に迎える浄土宗開宗850年慶讃事業の一環として、世界平和の実現に向けての意識の高揚を図ることを目的とした法要を全国8カ所で実施することにしており、今回が2回目。 当日は、川中光敎宗務総長を導師に、吉田 -
地域の夏の風物詩 「鴨台盆踊り」が盛況に 大正大学
7月7、8日の両日、東京にある浄土宗の宗立大学である大正大学(髙橋秀裕学長)が同大巣鴨キャンパス(豊島区)で「第13回鴨台盆踊り」を開催、2日間で1万人以上が来場し、盛況となった。 「鴨台盆踊り」は、大正8年(1919)開始の「魂祭」がルーツであり、昭和40年代には約1万人が来場することもあった。その後、長らく途絶えていたが、平成23年(2011)、東日本 -
大切な亡き方々を想いを込めて迎える お盆
7月または8月の13日から15日(16日)にかけて、全国的に行われる「お盆」。もともとは7月の行事でしたが、明治時代に新暦が導入されたことを契機として、新暦に合わせた7月、月遅れの8月など、地域によって異なる時期に行われるようになりました。 私たちにとってなじみ深い夏の行事ですが、その由来は『盂蘭盆経』というお経に説かれる次のようなエピソードにあるとされて -
法然上人のお念仏への想い込め 開宗850年ポスター
浄土宗では、令和6年に迎える浄土宗開宗850年慶讃事業の一環として、慶讃ポスターの第3弾を制作した。 メインビジュアルは前2作に続き、本紙で連載中の「古典から見る〝この世〟〝あの世〟の情景」にイラストを提供する墨絵アーティスト・茂本ヒデキチ氏。 称名念仏という新たな教えを切り開き、幾度もの法難にも屈さずに教えを広め続けた法然上人の情熱とお念仏への確信が、茂 -
当時の様子を表す貴重な発見「富士講の大絵馬」を修復 静岡・宗心寺
静岡県富士宮市の宗心寺(川島一通住職)が、同寺所蔵の「富士講の大絵馬」を修繕し、地域の話題となっている。 同寺は同地域の35カ寺を巡る富士横道観音霊場第一番で、富士講とは江戸期から昭和初期にかけて流行した富士山を信仰する庶民信仰。この絵馬は同寺本堂に飾られてきたが、経年劣化やチリの付着などにより、何が描かれていたのか分からない状態だった。2013年に、富士