最新記事一覧
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増上寺の経蔵からデジタル世界へ! 三種の大蔵経、ウェブに一般公開
浄土宗と大本山増上寺(東京都港区)は11月20日、「三種の大蔵経(三大蔵)」のデジタルアーカイブをウェブ上に公開した。これは開宗850年を記念した文化振興事業として企画されたもの。公開されたデジタルの三大蔵は、所収の経典類の全画像とともに、書名検索と著訳者名検索の機能が付されており、今後、デジタルデータの新たな活用法が見いだされ、仏教研究が進むきっかけとな -
法要で法然上人の想い感じる 有志僧侶ら古式法要を勤修
12月10日、有志僧侶らで結成する浄土宗古儀声明研究会(伊藤正芳代表=京都市法傳寺住職)の会員ら11名が、元久元年(1204)法然上人が後白河法皇の13回忌に勤めたとされる法要を元にした「浄土如法経次第」を総本山知恩院塔頭の既成院(京都市東山区)で勤めた。 同会は、現在は勤められていない古い法要の研究を行っている。今回の法要は、浄土宗開宗850年となる令和 -
冬の鳥取、カニ三昧 期間限定が続々登場! 若林商店
鳥取県鳥取市・東善寺檀信徒 毎年11月上旬、鳥取では松葉ガニ漁が解禁となる。松葉ガニはオスのズワイガニのことで、鳥取では松葉ガニ漁の始まりは冬の訪れを告げる風物詩。毎年、初競りの話題が新聞の紙面を飾る。楽しみはブランドガニ「五輝星」の初値だ。 「今年は最高値が1匹280万円。去年が100万円でしたから上々ですね」 出迎えてくれたのは賀露港で鮮魚販売「若林商 -
令和6年1月
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“部落差別問題”テーマに 人権同和研修会 開催
10月19日、佐野市文化会館(栃木県佐野市)で、部落差別問題をテーマとした人権同和研修会を開催した。 浄土宗栃木教区、群馬教区、茨城教区の3教区が主催して行ったもので、僧侶や檀信徒をはじめ、行政職員、人権擁護委員や一般の人々など合わせて約百名が参加した。 研修会と併せ、伴乃昶浄土宗人権センター長を導師に差別戒名物故者法要が営まれた。その後、戸田眞部落解放同 -
一度立ち止まり 一年を振り返る 除夜会
年の瀬も12月半ばを過ぎると、新年を迎えるための準備で、慌ただしい日が続きます。そんな年末の行事と聞くと「除夜の鐘」を思い浮かべる方も多いでしょう。12月31日にお寺や、テレビから聞こえる低く重々しい「ゴーン」という鐘の音を聞くと、「今年も終わり」と実感しますね。 「除夜」とは、「旧年を除き、新年を迎える夜」という意味で、まさに一年の終わりを告げる合図とも