最新記事一覧
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400年ぶり 念持仏と再会 増上寺 寄進された徳川家康像を開眼
4月2日、大本山増上寺(小澤憲珠台下=東京都港区)が、このほど奉安された「徳川家康公像」の開眼式を勤めた。この像は、同寺に信仰の篤い伊藤明氏から、「浄土宗開宗850年の慶讃記念に、同寺を菩提寺として手厚く保護した徳川家康の像を寄進したい」との申し出を受けて造立されたもの。正当にあたる本年の慶讃法要、御忌大会にあわせて納められた。 制作したのは、伊藤氏と親交が -
施しの気持ちを持って 施餓鬼会
「施餓鬼会」は「おせがき」とも呼ばれ、とくに5月から8月のお盆前後にかけて多くの浄土宗寺院で営まれます。亡くなった方々を供養するためだけに行うと捉えている方も少なくないと思いますが、本来の目的は、常に飢え苦しむ餓鬼の世界に生まれてしまった存在に飲食を施して供養することで、その功徳をご先祖さまや縁のあった方などに回し向けるという意味をもっています。由来について -
連載 仏教と動物 第23回 虎にまつわるお話
お釈迦さまの前世における物語『ジャータカ』をはじめ多くの仏教典籍(仏典)には、牛や象などの動物から、鳥や昆虫、さらには空想上のものまで、さまざまな生き物のエピソードが記されています。この連載では『仏教と動物』と題して仏教における動物観や動物に託された教えについて紹介いたします。第23回目は、勇猛で頼もしいイメージを持つ動物「虎」を取りあげます。 時の権力者の -
心ゆくまで味わう 法然さまの『選択集』 第19回
浄土宗で〝第一の聖典〟と位置づけられる書物『選択本願念仏集』(『選択集』)。「極楽往生を遂げるためには、何より〝南無阿弥陀仏〟とお念仏をとなえること」とする浄土宗の教えを、宗祖法然上人(1133ー1212)が微に入り細に入り説き示された「念仏指南の書」ともいえるものです。大正大学教授・林田康順先生に解説していただきます。 第3章弥陀如来余行を以て往生の本願と -
寄り添い ともに歩む 開宗850年慶讃法要・別時念佛会 3月13日 全国浄土宗青年会
3月13日、全国の若手僧侶で組織する全国浄土宗青年会(寺井孝導理事長=北海道・宝隆寺副住職)は、総本山知恩院(=京都市東山区・伊藤唯眞門跡)で、本年ご正当となる浄土宗開宗850年を記念する「別時念佛会・開宗850年慶讃法要」を、全国より約180名の会員参加のもと厳修した。 法要に先立ち、浄土宗宗務庁(京都市東山区)で、墨絵アーティストの茂本ヒデキチ氏(本 -
令和6年4月