最新記事一覧
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大本山ご法主が4教区を巡教 北海道第二・長野・静岡・佐賀 11月7~11日
浄土宗の四つの大本山のご法主(住職)が、11月7~11日、北海道第二教区、長野教区、静岡教区、佐賀教区をご巡教された。 巡教とは総本山、大本山のご門主やご法主が全国各地を巡られ、親しく檀信徒に浄土宗の教えを伝えるもの。 今回は、来年迎える浄土宗開宗850年を契機に、金戒光明寺・藤本淨彦台下が同7~8日に北海道第二教区、大本山清浄華院・飯田実雄台下が8~11 -
連載 仏教と動物 第21回 猫にまつわるお話
お釈迦さまの前世における物語『ジャータカ』をはじめ多くの仏教典籍(仏典)には、牛や象などの動物から、鳥や昆虫、さらには空想上のものまで、さまざまな生き物のエピソードが記されています。この連載では『仏教と動物』と題して仏教における動物観や動物に託された教えについて紹介いたします。第21回目は、多くの人々に愛される動物「猫」を取りあげます。 神聖視される動物 -
心ゆくまで味わう 法然さまの『選択集』 第14回
浄土宗で〝第一の聖典〟と位置づけられる書物『選択本願念仏集』(『選択集』)。「極楽往生を遂げるためには、何より〝南無阿弥陀仏〟とお念仏をとなえること」とする浄土宗の教えを、宗祖法然上人(1133ー1212)が微に入り細に入り説き示された「念仏指南の書」ともいえるものです。大正大学教授・林田康順先生に解説していただきます。 第2章善導和尚正雑二行を立てて、しか -
懐かしい甘みと旨味ヤミツキ玉木の厚焼き玉子 玉木
茨城県五霞町・正徳寺檀信徒 黄色くて、四角くて、口のなかでやさしい甘みのあるだしがジュワッ。「美味しいね」「懐かしいね」「また食べたい」そんな声が自然と飛び交う。「玉木」の「厚焼き玉子」には不思議な魅力がある。「うちの厚焼きは、卵もだしも調味料も普通だよ」と言う社長の木村健さん。そう言い切ってなお、おいしい理由がたくさんある。 だしは毎朝鍋で煮出す。卵は状 -
令和5年12月
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【浄土宗の読む法話】「旅支度を整える」
秋の行楽シーズンを迎えました。旅に出るのは楽しいものですが、遠く見知らぬところへ行くとなると、不安や心配もあります。信頼のできる旅行社に手配を任せて、必要な旅支度を整えれば、あとは安心して楽しい旅の始まりを待つばかりです。 人生の旅路も必ず終わりが訪れ、いつか見ず知らずの不安に満ちた世界へ旅立たねばなりません。今のうちにしっかりと、次に生まれ行く先を定め、そ