最新記事一覧
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【浄土宗の読む法話】お念仏の秋
日増しに秋を感じる季節となりました。 紅葉の名所などを訪れ、行楽の秋を楽しむ方も多いことと思います。また、スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋などともいわれ、一つのことに集中して取り組める季節ではないでしょうか。 浄土宗では毎年10月、11月に「十夜法要」が各お寺で行われます。お寺にお参りに来られた皆さんとご一緒に、お念仏をおとなえする法要です。そしてすべての恵 -
十日十夜のお念仏 十夜法要
10月から11月にかけ各地で「十夜法要」が営まれます。「お十夜」「十夜講」などとも呼ばれますが、正式には「十日十夜法要」といい、旧暦の10月5日から文字通り10日間、昼夜にわたってお念仏をとなえ続ける法要として伝えられています。現在では、日程を短縮して勤める寺院が多いようです。 十夜法要は、京都・真如堂(真正極楽寺=天台宗)で始まり、室町時代に後土御門天皇 -
ハワイ・マウイ島大規模火災 本堂 三重塔など主要伽藍が焼失 ハワイ開教区 ラハイナ浄土院
8月8日、米国ハワイ州マウイ島で起きた山火事では広域な地域が焦土と化し、同地に所在する浄土宗ハワイ開教区・ラハイナ浄土院(原源照主任開教使)もその猛火を受け、本堂をはじめとする主要伽藍が焼失する甚大な被害となった。 この山火事は、これまでに97人の死亡が確認され(9月15日現在)、壊滅的な被害をもたらし、いまも被災地区への住民の立ち入りが厳しく制限されるな -
浄土宗と各本山が合同記者会見 川中総長 慶讃法要への想い語る浄土宗と各本山が合同記者会見
浄土宗(川中光敎宗務総長)が9月4日、浄土宗宗務庁(京都市東山区)で、八つの総本山大本山と共に、浄土宗開宗850年慶讃事業についての合同記者会見を開いた。 記者会見では主に、10月2日から9日にかけて、総本山知恩院で営む「開宗850年慶讃法要~総本山、大本山お待ち受け法要~」についての説明がなされた。 この法要は、来年に迎える開宗850年に向けての機運を高 -
私たちにとって、墓とは何か? 『絶滅する「墓」 日本の知られざる弔い』
時の権力や死生観、土地や風土に根ざした習俗によって、日本では実に多様な葬送文化が育まれてきた。 しかし、過疎化や高齢化により、今その文化が風前の灯となっている。 土葬の現在から、肉体と魂を分けて埋葬する「両墓制」、沖縄の風葬やアイヌ民族の男女別葬、無数の遺骨を粉末状にして固めた「骨仏」まで―。 全国各地を取材したジャーナリストで浄土宗正覚寺住職の著者・鵜飼 -
日本文化に触れるきっかけに 七五三法要 奉修 オーストラリア・阿弥陀寺
浄土宗オーストラリア開教地の阿弥陀寺(ジェームス・ウィルソン・哲雄主事)が9月4日、子どもの成長を願う七五三法要を営んだ。 オーストラリア開教地は2004年に発足した海外開教地の一つで、クイーンズランド州ブリスベン市の同寺を中心に活動している。ウィルソン師はオーストラリア人の父と日本人の母を持つ浄土宗教師(僧侶)で、同寺も同師の尽力によって誕生した。 七五