最新記事一覧
-
浄土宗 第130次定期宗議会 令和4年度決算など9議案が可決
9月5日から8日まで、京都市東山区の浄土宗宗務庁(川中光敎宗務総長)で、第130次定期宗議会(村上眞孝議長)が招集された。 4日間の会期の中では、まず各教区選出の70名の浄土宗宗議会議員を代表した9名の議員による通告質問が行われ、その後、上程された令和4年度一般会計及び特別会計の決算並びに補正予算関係議案、また諸規程改正など九つの議案を審査するための特別委 -
連載 仏教と動物 第20回 蛇にまつわるお話
お釈迦さまの前世における物語『ジャータカ』をはじめ多くの仏教典籍(仏典)には、牛や象などの動物から、鳥や昆虫、さらには空想上のものまで、さまざまな生き物のエピソードが記されています。この連載では『仏教と動物』と題して仏教における動物観や動物に託された教えについて紹介いたします。第20回目は、多くの人々に恐れられる動物「蛇」を取りあげます。 蛇の脱皮のたとえ -
蚕糸業で栄えた藤岡市「絹宿」の鰻で歴史に思いを馳せる 柏屋四郎右衛門
群馬県藤岡市・一行寺檀信徒 JR高崎駅から八高線で15分、JR群馬藤岡駅に降り立った。この土地は古来、養蚕が盛んで、江戸時代には全国の呉服商が集まり、大きな絹市が開かれた地域。世界遺産・富岡製糸場や、高山社が建てられ、日本の近代経済史に大きな足跡を残した。 JR高崎駅から八高線で15分、JR群馬藤岡駅に降り立った。この土地は古来、養蚕が盛んで、江戸時代に -
令和5年10月
-
心ゆくまで味わう 法然さまの『選択集』 第12回
浄土宗で〝第一の聖典〟と位置づけられる書物『選択本願念仏集』(『選択集』)。「極楽往生を遂げるためには、何より〝南無阿弥陀仏〟とお念仏をとなえること」とする浄土宗の教えを、宗祖法然上人(1133ー1212)が微に入り細に入り説き示された「念仏指南の書」ともいえるものです。大正大学教授・林田康順先生に解説していただきます。 第2章善導和尚正雑二行を立てて、しか -
【浄土宗の読む法話】備えあれば憂い無し
今年の夏は格別の猛暑に加えて、いくつもの台風が発生し、河川の氾濫や堤防の決壊などによる甚大なる被害が多くもたらされました。テレビのニュースでも、台風の予想進路が報道されると、仕事の手を止めてその報道を注視した事でした。亡くなられた方々の冥福を祈ると共に、被災された方々が一刻も早く、もとの生活を取り戻せるよう願っております。 さて、現代はこうした事前の予知報道