最新記事一覧
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心ゆくまで味わう 法然さまの『選択集』 第11回
浄土宗で〝第一の聖典〟と位置づけられる書物『選択本願念仏集』(『選択集』)。「極楽往生を遂げるためには、何より〝南無阿弥陀仏〟とお念仏をとなえること」とする浄土宗の教えを、宗祖法然上人(1133ー1212)が微に入り細に入り説き示された「念仏指南の書」ともいえるものです。大正大学教授・林田康順先生に解説していただきます。 第2章善導和尚正雑二行を立てて、しか -
浄土宗開宗850年慶讃 お待ち受け法要開筵 総本山知恩院 10月2~9日
―ただ一心に極楽浄土へ往くことを願い「南無阿弥陀仏」とお念仏をとなえれば、誰もが救われる。 850年前、法然上人はこの教えに確信を持ち、浄土宗を開かれました。しかし、この「誰もが救われる」教えに至る道は決して平坦ではありませんでした。 法然上人が生まれた平安時代末期は、戦乱や飢饉が相次ぎました。上人も幼くして父親を夜襲で失い、その父から、僧侶となって苦しみの -
頼られる寺院を目指して 「ごはんの会」で地域の拠点に頼られる寺院を目指して 7月21日 滋賀・徳源寺
滋賀県甲賀市の徳源寺(西山厚之住職)では、毎月1回の「ごはんの会」など、地域に密着する様々な取り組みを副住職の亮哲師(39)、夫人の綾瀬さん(40)を中心に家族総出で行っている。これは一般的な「子ども食堂」ではなく高齢者も中心になっての全世代横断型の企画。催しの日には過疎の山里に人々の歓声が沸き上がる。 地区は市街地から車で数十分、旧信楽町の山間部で4集落 -
新本堂建立進むクリチバ日伯寺 7月30日地鎮式 厳修
浄土宗が海外開教活動を行う拠点の一つで、南米開教区(ブラジル)のクリチバ日伯寺(パラナ州クリチバ=佐々木良法総監)が、同開教区70周年の記念事業として進めている同寺新本堂建立の地鎮式を7月30日に営んだ。 当日は開教区僧侶、同寺信徒、在クリチバ日本総領事、市議会議員、日本人会会長ら187名が参列。佐々木総監を導師に読経や建設地のお浄めの作法を勤め、同寺信 -
仏教を楽しみながら学ぶ宗門子弟養成講座 開催 7/26~28 総本山知恩院
7月26日から28日にかけて、宗門子弟養成講座が総本山知恩院(京都市東山区)で開催された。 この講座は、寺院の子弟を対象に、仏教の教えや作法など、基礎的な教養を身につけてもらうために、毎年、浄土宗が主催しているもの。今年は、全国各地の浄土宗寺院から集まった男女11名が参加した。 開講式の後、若手僧侶に法式(勤行などの作法全般)を指導する森田康友師(奈良・興 -
第38回 部落解放基礎講座 7/25・26 同宗連
『同和問題』にとりくむ宗教教団連帯会議(「同宗連」・戸田光隆議長)が7月25、26の両日、浄土宗宗務庁(京都市東山区)で第38回部落解放基礎講座を開催、加盟教団の宗教者らが90名余りが参加した。 「同宗連」は、昭和54年の世界宗教者平和会議での差別発言を契機に結成、浄土宗も当初より参加し差別問題解消に取り組んでいる。 同講座では、畑中敏之立命館大学名誉教授