お檀家名店街一覧
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横浜の老舗茶舗が提案する 暮らしに寄り添う日本茶 茶の栗田園
横浜中華街の隣、観光地として人気の山手エリアの商店街に大正13年創業の「栗田園」がある。「横浜とお茶。結びつかないでしょ?」 話を聞かせてくれたのは3代目社長の栗田裕さん。「横浜開港時、日本茶は主要な輸出品でした。だから、横浜には全国のお茶が集まっていたんです」 そんな時代の中、静岡県掛川市で製茶会社に勤めていた栗田さんの祖父の銀平さんが、独立して横浜に移り -
‟タヌキ色”の料理とは!?親子三代で味を紡ぐ 洋食屋 グリルニュー狸
金沢駅から南東へ車を走らせると、小立野という地域が見えてくる。近くには兼六園や加賀藩前田家ゆかりの寺院が点在し、金沢らしい風情ある街並みだ。 そこへ、ひときわ存在感のある大きなタヌキの像が目に飛び込んできた。看板には「洋食屋 グリルニュー狸」とある。昭和42年(1967)創業の老舗洋食店。 店名の「狸」は、初代店主の矢田紀彦さんが修業していた洋食屋「狸茶屋 -
一筆ごとに心が踊る!奈良筆に宿る、書く楽しさ 伝統工芸品・奈良筆 有限会社 管城
三重県の静かな住宅街、庭に石楠花の木が植えられているのは、奈良筆を販売する「(有)菅城」の工房。 奈良筆は、奈良県奈良市周辺で昔から作られている筆で、伝統的工芸品に指定されている。 その工房で、筆づくりに勤しんでいるのが、代表取締役の鈴木一朗さん。「奈良筆を作る工程は百以上あります。一般的な筆は分業で作られますが、僕は一人で作業するんです。そうしないと、求め -
絶品モチガツオにウツボまで!紀州の海の幸はおまかせあれ 銀ちろ 塔の内店
和歌山県田辺市・龍泉寺檀信徒 JR紀勢本線「紀伊田辺駅」で下車、向かったのは「銀ちろ」。地元では「銀ちろさん」と呼ばれ、知らない人はいない有名店だ。「今の時期、田辺に来たらモチガツオを食べてください。今年は、7年ぶりに黒潮が紀伊半島に近づき、それにのってやってきたカツオが近海で揚がり始めました。水揚げされたカツオが今届いたので、お召し上がりください」 案内し -
職人技と秋田の風土が生み出す地元で愛される上質な和菓子 光栄堂
秋田県鹿角市・圓徳寺檀信徒 「地元のお菓子」といえば、舌になじんだあの店のあの味が思い浮かぶ、という人も多いだろう。 秋田県鹿角市花輪にある「光栄堂」の和菓子も、きっとそんな地元のお菓子だ。「寺の行事で配るまんじゅうをこちらでつくってもらっています。とてもおいしいと好評なんですよ」 そう話すのは菩提寺・圓徳寺の齋藤道昭住職。光栄堂店主の山崎泰史さんは、「実 -
ケーキからサンドイッチまで 地元の人が集う老舗洋菓子 ラ・パティスリーりぼん
岐阜県岐阜市・正道院檀家 斎藤道三(どう さん)、織田信長ゆかりの岐阜城、鵜飼(う かい)で知られる長良川(なが ら がわ)、古い街並みの川原町など、歴史と文化が色濃く残る岐阜市。 そこで50年以上に渡って地元の人に愛されているのが、今回訪れた「ラ・パティスリー りぼん」。ケーキや焼菓子はもちろん、サンドイッチなどの軽食も絶品だ。オーナーの山賀浩二さんと母の