露天、サウナ、岩盤浴原市の温泉ワンダーランド 天然温泉 花咲の湯

埼玉県の大宮駅から鉄道博物館に向かうニューシャトルに乗って約12分で原市駅に到着。
朝湯に浸かろうと訪れたのは「天然温泉 花咲の湯」。すでに地元の方々がくつろいでいて、清々しい空気が満ちている。
「どうぞゆっくりしていってください」と、出迎えてくれたのは星野家8代目・社長の星野健太さん。楽しみにしていた源泉かけ流しの露天風呂に直行した。
関東地方特有の茶色い弱アルカリ性の湯に浸かると、少ししょっぱくて、かすかに鉄っぽい感じがする。心なしかお肌もスベスベに!
露天風呂では、つぼ湯、高濃度炭酸泉に浸かり、内風呂では、電気風呂で低周波治療器のような刺激に思わず声を上げ、お風呂全体から気泡が湧き出す美泡の湯では全身にたっぷりと泡をまとってリラックス。蒸気が満ちたロウリュサウナでほかほかに温まった後は、再び露天風呂へ。まるで遊園地でアトラクションを楽しんでいるような気分だ。
どっぷりと朝湯に浸かり、一息ついて気づいた。湯船も脱衣所も、館内のどこを見てもピカピカなのだ。
従業員の方に聞くと、「掃除は1時間に2回。髪の毛1本残さないように心がけています」とのこと。この清々しさは、細やかなお掃除の賜物なのだ。
「地元に、日常を忘れてくつろげる場所があったらいいなと思い、アジアンリゾートのイメージでつくった温泉です。うちは代々この地で商売をしていますが、私自身は自分が好きなことをしているだけです。2026年の春には、隣の川島町にグランピング施設をオープンする予定です。アウトドアが好きなので」
星野社長はそう言って笑うが、社長の「好きなこと」の後ろには、多くの人が喜ぶ姿が思い描かれている。社長にとっての仕事は、「皆さんに喜んでもらうことを楽しむこと」。心の奥で、代々受け継がれるミッションと情熱が融合し、パワーの源になっている。
(ライター:藤岡操)

- 〒362-0021 埼玉県上尾市原市570
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- 館・入浴は平日:8時~24時 土日祝:8時~25時
- 年中無休(設備点検日を除く)
- ニューシャトル「原市駅」から徒歩5分
- 入浴料金=平日1200円 土日祝1300円
- ※価格は税込