浄土宗新聞

仏教を楽しみながら学ぶ宗門子弟養成講座 開催 7/26~28 総本山知恩院

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森田師(写真右)による法式の講義

 7月26日から28日にかけて、宗門子弟養成講座が総本山知恩院(京都市東山区)で開催された。
 この講座は、寺院の子弟を対象に、仏教の教えや作法など、基礎的な教養を身につけてもらうために、毎年、浄土宗が主催しているもの。今年は、全国各地の浄土宗寺院から集まった男女11名が参加した。
 開講式の後、若手僧侶に法式(勤行などの作法全般)を指導する森田康友師(奈良・興善寺住職)による法式講座が行われ、僧侶の基本となる衣の着脱や、勤行の実践指導など、その一つ一つの意味や作法を細かく学んだ。
 また、安永宏史師(福岡・生往寺住職)による「宗門子弟の心構え」「釈尊の教え」「法然上人の教え」の講座では、お寺や仏教を分かりやすく説明する安永師の講義を、子どもたちは真剣に聞き入っていた。
 夜には、髙橋司氏(佛教大学名誉教授)によるパネルシアター講座が行われ、楽しみながら仏教や浄土宗の教えに触れた。
 最終日の閉講式を終えた子どもたちの感想文には、「寺で生まれ育った同年代と交流する機会は少ないので、良い経験になりました」(高3)、「今回の2日間で、毎日欠かさずお念仏している父の偉大さを知ることができました」(中3)などと記されていた。