浄土宗新聞

寺庭婦人が実体験をもとに絵本出版 長野・淵之坊 若麻績美絵さん

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 長野市にある善光寺宿坊の淵之坊(若麻績享則住職)寺庭婦人・若麻績美絵(ペンネーム:てらのえん)さんが子ども向け絵本『ふとってるってなあに?』を出版。大人でも考えさせられる内容が反響を集めている。
 内容は、みいちゃん(主人公の3歳の女の子)が、ある日、保育園の友だちから「ふとってる」と笑われたことで悲しい気持ちになり、お迎えにきたみいちゃんのおばあちゃんに「太ってるって、なあに?」と尋ねるストーリー。美絵さんとそのお孫さんの実体験をもとに作られた。
 若麻績美絵さんは「何げない言葉に子どもが傷ついて、〝ドキッ〟とした経験を持つ親や祖父母もいらっしゃると思います。本書がそんなとき、〝どう寄り添うか〟考えるきっかけとなれば」と話す。
 文芸社から全国の書店で販売。定価1320円(税込)、判型B5、お求めは全国の書店もしくは、インターネットで。

本書中面、悲しい気持ちのみいちゃんが描かれている