浄土宗新聞

特別拝観「どうする家康関連展」 家康ゆかりの肖像画や位牌40点展示 静岡 宝台院

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阿弥陀如来立像…像高約1メートル。白本尊の名で知られる。鎌倉時代の仏師・快慶作。重文

 徳川家康の側室で、二代将軍秀忠の生母である西郷局(お愛の方)の菩提寺、宝台院(静岡市葵区・野上智徳住職)で、NHK大河ドラマ「どうする家康」の放送に合わせて寺宝を展示する「どうする家康関連展」が開催されている。

連日多くの来場者で賑わう。展示時間は期間中9時~16時


 同寺にはお愛の方の墓があるほか、十五代将軍慶喜が大政奉還により将軍職を剥奪され、一時謹慎した場所としても知られ、徳川家との縁が深い。
 家康が自ら目を入れたとされる自画像(重文)、お愛の方の肖像画、位牌など寺宝40点余りが並ぶ。なかでも、家康が織田方から攻められている時に身代わりとなって耳を矢で射られた阿弥陀如来立像(白本尊・写真上)が来場者の関心を集めている。
 この他、同寺所蔵の総本山知恩院歴代ご門主、大本山増上寺歴代ご法主の「名号」を特別展示している。
 期間は12月16日まで。拝観料は大人500円、中高生200円、小学生以下無料。詳細は、宝台院=054(252)1090まで。