浄土宗新聞

第63回播隆祭 播隆上人の功績をたたえて 岐阜・高山 村上神社

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写真提供=奥飛騨温泉郷観光協会
写真提供=奥飛騨温泉郷観光協会

岐阜県高山市の村上神社境内で、江戸時代の浄土宗僧侶播隆上人を讃えるとともに北アルプス登山者の安全を祈願する山開き行事「播隆祭」(奥飛騨温泉郷観光協会主催) が開催された。

播隆上人は、槍ヶ岳に初めて登頂した先駆者で、開山の際、阿弥陀如来・観世音菩薩・文珠菩薩を山頂に安置し、「善の綱」と呼ばれる鉄の鎖を、登山者の安全のため設置したことから槍ヶ岳開山上人と称される。

当日は、関係者ら約100人が参列し、今季の安全を祈願。市無形民俗文化財に指定されている、獅子が、蛇を退治する姿を模した獅子舞の「へんべとり」や「鶏芸」などが奉納された。