新アルバムに仏教の教え 歌手武藤昭平さん お寺コンサート好評
歌手の武藤昭平(55)さんが2月に発売したアルバム『名前を失くした男』をリリース以来、浄土宗寺院で精力的にライブ活動を行い、好評を得ている。
武藤さんは人気ジャズパンクバンド「勝手にしやがれ」のメンバーとして知られる一方、仏教や法然上人、の教えに惹かれ、浄土宗の教えを5日間にわたって修める五重相伝会(ごじゅうそうでんえ)や戒を授かる授戒会(じゅかいえ)を大本山増上寺で成満(じょうまん)している。
ソロ名義で14年ぶりとなるアルバムには、仏教の要素が多く盛り込まれており、『般若心経』の弾き語りや、阿弥陀さまに任せるという想いも含まれた『風のドライバー』などを収録。楽曲制作は親交のある浄土宗僧侶らが携わった。
アルバム発表に先立ち昨年11月12日長野市の、安養寺(服部淳一住職) で開かれた「開宗850年慶讃十夜仏名会」で同曲などを披露したほか、4月29日には、熱海市の海福寺(瀧澤行彦住職) で「浄土宗開宗850年記念音楽祭」としてコンサートを行い両会場ともに多くの檀信徒から万雷の拍手が送られた。参加者からは「歌はもちろんのこと、武藤さんが癌の闘病中に感じた仏教の救いなど、ご自身の体験から紡がれるお話がとても心にしみました」との感想が聞かれた。
スケジュール次第で全国の寺院でのライブも可能とのこと。
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