浄土宗新聞

お寺の子どもが夏の修行 宗門子弟教養講座 開催 総本山知恩院・大本山光明寺

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宗門子弟教養講座が7月24日から26日に総本山知恩院(京都市東山区) 、7月23日から25日に大本山光明寺(神奈川県鎌倉市) で開催された。
この講座は小学生から高校生までの寺院の子弟を対象に仏教の教えや作法など、基礎的な教養を身に付けてもらうために、毎年開催されているもの。知恩院は6名、光明寺は19名が全国の浄土宗寺院から集まった。

知恩院では、参加者は改良服・袈裟を纏い行われる
知恩院では、参加者は改良服・袈裟を纏い行われる

知恩院では法式や仏教学の講座が行われ、僧侶の基本となる衣の着脱、や勤行の実践指導など、その一つ一つの意味の説明を受けながら作法を細かく学んだ。

横井教区長による光明寺での講座の様子
横井教区長による光明寺での講座の様子

光明寺では神奈川教区浄土宗青年会による「礼拝のお稽古」が行われ、僧侶の声と所作に合わせて礼拝の稽古がおこなわれた。はじめは慣れない動きにぎこちなさもあったが、帰敬式では献灯の後にしっかりと20礼を納めることができた。
座学では、横井隆彦教区長(神奈川・宗泉寺住職) による「法然上人のお話」があり、横井師の問いかけに元気よく手を挙げる子どもたちの姿が印象的だった。