浄土宗新聞

高校球児を“食”でサポート 甲子園出場野球部員に食事提供 鳥取・光西寺

食事をする米子東高野球部員

食事をする米子東高野球部員

鳥取県米子市の光西寺(=宮本寛雄住職)が、8月に開催された第103回全国高校野球選手権(夏の甲子園)に、鳥取県代表として出場した米子東高校野球部員に食事提供を行っていることが、地域の話題を集めている。
同校は高校野球の強豪校として知られ、県外から進学する部員もいる。その中、同校OBで同寺檀家総代の子息である阿部功平氏から「県外から来ている部員の食事をお寺でお願いできないか」との相談があった。家族とも話し合い、「自分の夢をかなえるため日々努力を重ねる部員の役に立てれば」と、月曜から土曜までの週6日、練習後に食事を提供することにした。
最初は日々の献立などに苦慮し、戸惑いもあったが、宮本住職は「光西寺に通う選手が甲子園で活躍する姿を見ることができて、とてもうれしかった。これからも、部員が夢に向かって努力を続けられるようサポートしていきたい」と語った。