浄土宗新聞

日中仏教友好オンライン会談 開催 日中友好浄土宗協会 中国佛教協会

伊藤総裁は204次にわたる訪中団や教育・研究の往来などの両会の歩みを回顧した

伊藤総裁は204次にわたる訪中団や教育・研究の往来などの両会の歩みを回顧した

浄土宗において、日本と中国の仏教友好交流を推進する日中友好浄土宗協会(伊藤唯眞(ゆいしん)総裁)が、10月28日に中国の仏教徒で組織される中国佛教協会(演覚(えんかく)会長)と「日中仏教友好オンライン会談」を開催した。
本年が日中国交正常化から50周年にあたるなか、コロナ禍で日中の往来ができない状況も踏まえ、日中友好浄土宗協会が中国佛教協会にオンライン会談を提案、賛同を得て実現したもの。
当日は日本側から伊藤総裁(浄土門主・知恩院門跡)、福原隆善(ふくはらりゅうぜん)副総裁(大本山百萬遍知恩寺法主)、川中光敎(かわなかこうきょう)会長(浄土宗宗務総長)らが出席。中国側から演覚会長、宗性(しゅうせい)副会長、常蔵(じょうぞう)副会長らが出席した。

伊藤総裁は「過去を顧み、先を展望することは、より良き歴史を招くために不可欠」と挨拶。演覚会長は、「これからの、50年を見据え、過去から有益な経験を汲み取り、前向きに行動していきたい」と応じた。
会談では、令和6年の浄土宗開宗850年や、その2年後に迎える日中友好浄土宗協会設立50周年に触れ、両会の交流を深化させ、連携していくことで一致した。

オンライン会談の様子。近況報告やコロナ終息後の交流について話し合われた
オンライン会談の様子。近況報告やコロナ終息後の交流について話し合われた