浄土宗新聞

徳川家康公生誕480年記念 徳川宗家19代当主ら語る座談会 愛知・大樹寺徳川家康公生誕480年記念

会場となった徳川(松平)家の菩提寺である大樹寺の本堂

会場となった徳川(松平)家の菩提寺である大樹寺の本堂

徳川家康公生誕480年を記念し、生誕日である12月26日に、愛知県岡崎市鴨田町の大樹寺(中村康雅(こうが)貫主)「将軍御成の間」を会場に、本年1月に徳川宗家(そうけ)第19代当主となった徳川家広(いえひろ)氏(徳川記念財団理事長)、中村貫主のほか、中根康浩岡崎市市長、浅井信太郎同市観光協会会長らによる座談会が開催された。


これは、NHKの大河ドラマ「どうする家康」の放送を契機に、岡崎市内の観光PRや地域経済振興に取り組む「岡崎市徳川家康公顕彰推進協議会」が主催したもの。

徳川宗家第19代当主家広氏(中央)らが座談会に参加した
徳川宗家第19代当主家広氏(中央)らが座談会に参加した


「家康と岡崎」をテーマに、家康公が好んだとされる八丁味噌や、生まれた岡崎、旗印と定めた「厭離穢土欣求浄土(えんりえどごんぐじょうど)」などについて語り合った。
座談会では、「世間一般では、家康公と言えば静岡県が有名だが、もっと岡崎市をPRしたい」などの意見が出た。
中村貫主は、「皆が安心し平和に暮らせることを家康公は常に考えていた。その思いを現代に繋いでいきたい」と語った。