浄土宗新聞

オリジナル色鉛筆で復興支援 関東地区児教連が売上を寄付

令和4年8月、関東地区児童教化連盟が東日本大震災の復興支援を目的に製作したオリジナル色鉛筆(写真)の販売収益を、震災による津波で多くの児童が亡くなった大川小学校の卒業生らで作る地域団体「Team大川 未来を拓くネットワーク」に寄付した。
 これは、震災七回忌に当たる平成29年、当時同連盟の理事長であった關恒明(せきこうめい)師が企画。東北地区児童教化連盟の理事長(当時)であった中村眞英(しんえい)師に打診し、同師がデザインした和顔地蔵のイラストを掲載。注文が殺到し、300セットを売り上げた。
 關師は「13回忌や復興支援の一助になれば」と語り、中村師は「心温まるご寄付に感謝したい」と話した。