ニュース一覧
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〝あそび〟テーマに寺院見直す 伽藍や催しを大幅リニューアル 大阪・應典院
芸術・文化イベントや教育・福祉関係のシンポジウムなど多彩な取り組みで知られる應典院(大阪市天王寺区=秋田光彦住職)が、伽藍や実施する催しなどを今春から「あそびの精舎」をコンセプトにリニューアル。オープン記念トーク行事を4月18日に開催した。 このリニューアルは、秋田住職の、仏教の魅力が社会で見えにくくなっている中で宗教的利他主義をとらえ直し、「スピリチュアル -
子どもたちに学びの場を 善導寺(福島) 寺子屋マルシェ盛況
4月7日、福島県郡山市の善導寺(中村宜孝住職)「寺子屋マルシェin善導寺」の2回目を開催、多くの地域住民が訪れた。 マルシェとは「市場」を意味するフランス語。日本でも地域の事業者が店舗を出すイベントとして各地で行われている。同寺マルシェは、地元店舗の出展だけでなく〝こども店長〟と称し、子どもたちが商品の制作や販売に携わる店舗の出展や子ども向けのワークショップ -
現世に表す経典の様相 各地で二十五菩薩練供養
4月から5月にかけ、當麻寺(奈良=浄土宗と高野山真言宗で護持)、特別寺院誕寺(岡山) 、浄眞寺(東京) などで「二十五菩薩練供養(にじゅうごぼさつねりくよう) 」が営まれ、多くの参列者でにぎわった。 この法会は念仏をとなえた人の臨終の際、阿弥陀仏と25の菩薩が迎えに来る(来迎) という経典の内容に由来し、その導きの様子を再現するもの。極楽浄土と私たちの生きる -
浄土宗850年の歴史 美術品でたどる 特別展「法然と極楽浄土」始まる 東京国立博物館
4月16日から東京国立博物館(東京都台東区)で、特別展「法然と極楽浄土」が始まった。この展覧会は、飢饉や疫病、内乱などが頻発した平安時代末期に、「南無阿弥陀仏」ととなえることで誰もが極楽浄土へ救われるとの教えを法然上人が見いだし、承安5年(1175)に浄土宗を開かれてから850年を迎えることを機に開催されるもの。多くの困難にあいながらも生涯にわたり、お念仏の -
総本山、大本山 開宗850年慶讃法要・御忌大会 響き渡る 報恩の念仏
法然上人が浄土宗を開かれて850年を迎える本年。例年、4月に営まれる「御忌大会」と同時期に、総本山知恩院をはじめとする各本山では、「浄土宗開宗850年慶讃法要」が営まれ、全国から檀信徒のみならず多くの参列者が集い、50年に一度の慶事に相応しい盛儀となった。 この中、知恩院(伊藤唯眞門跡=京都市)では7日から14日まで慶讃法要が営まれた。7日には、貴田善澄執事 -
人々の縁結ぶ天井龍 前住職が3年をかけ制作 大分・圓龍寺
3月31日、大分県中津市にある圓龍寺(小笠原義宜住職)が、浄土宗開宗850年慶讃法要に併せて、天井龍の彫刻の開眼(新たに造られた仏像・仏画などに魂を請じ入れること)法要を執り行った。 開眼した天井龍の彫刻は、同寺の前住職・小笠原義生師(84)が、令和13年に、同寺が開創400年を迎えるにあたり、その機運を高めるために造ったもの。篤信の近隣住民からタイワンヒノ