ニュース一覧
-
186年ぶり2度目の修復 寺宝「涅槃図」開眼式を厳修 新潟・極楽寺
6月4日、明治・大正期に活躍した念仏行者山崎弁栄上人(1859―1920)終焉の地として、また江戸時代後期の禅僧・良寛の晩年を看取った弟子貞心尼ゆかりの寺として有名な新潟県柏崎市の極楽寺(籠島浩恵住職)で、檀信徒や市民100名が参加して刺繍「涅槃図」修復の開眼式と講演会が催された。 同寺は数多く軸物を所蔵することでも知られているが、圧巻が刺繍の「涅槃図」と -
大本山百萬遍知恩寺御法主 福𠩤隆善台下 3期目へ
大本山百萬遍知恩寺(京都市左京区)法主の任期満了に伴い、浄土門主・法主推戴委員会(委員長=川中光敎宗務総長)が6月5日、浄土宗宗務庁(京都市東山区)で開かれ、第75世法主福原隆台下の3期目推戴が決まった。任期は令和5年7月3日から9年7月2日までの4年間。 福原台下は昭和16年生まれ。39年龍谷大学文学部仏教学科卒、45年同大大学院文学研究科博士後期課程満 -
演奏者らに本堂を開放 「おてらマイク」が盛況 富山・大念寺
富山県小矢部市の大念寺(小林照人住職)が4月から「おてらマイク」と銘打ち、ライブ演奏などができるよう本堂の一部を開放するイベントを行い、話題となっている。 これは副住職の小林和宏師が考案したもの。同師は趣味でバンド活動をしており、その中で、ライブハウスが客にステージを開放し、そこで自由に演奏などができるイベント「オープンマイク」の存在を知った。さまざまな人 -
“布施の心”はぐくむ機会に 施餓鬼会
多くの浄土宗寺院で5月から8月ごろを中心に勤められる「施餓鬼会」。読んで字のごとく「餓鬼に施す」法要。では、どうして餓鬼に施しをするのでしょう。その理由は、善き行いを大切にするお釈迦さまの教えにあります。 仏教では、あらゆる生命は、六道と呼ばれる六つの世界に生まれ変わり死に変わりを繰り返しているとします。「餓鬼」とは、六道の一つである「餓鬼道」に生まれたも -
くろ谷清談講座 大本山金戒光明寺
大本山金戒光明寺(京都市左京区)は、同寺清和殿にて、「くろ谷清談講座」と題した公開講座を、7月22日から23日まで開催する。 22日は、「公家からみる徳川家康」と題して、衣紋道山科流30代家元後嗣の山科言親氏による、徳川家康と親交のあった山科家当主が記した日記を紐解きながら、家康と公家の知られざる交流関係に迫る講演が行なわれる。23日は、「法爾の道理」と題 -
各教区から檀信徒へ 各地で法灯リレー法要
浄土宗開宗850年慶讃事業の一つとして、法然上人の教えの尊さをあらためて檀信徒に伝えることを目的に、5月8日、総本山知恩院での開白法要で始まった「法灯リレー」。今号では、開白法要において各教区・海外開教区へ分灯された法灯が、各地の僧侶から檀信徒へ、お念仏の教え“法灯”のバトンを手渡す「法灯リレー法要」の一部をご紹介します。 日本中にひろがることを願い 6/1