ニュース一覧
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第35回浄光会総会 平和な共生社会のために
浄土宗寺院檀信徒の国会議員65名と浄土宗で組織し、法然上人のみ教えを基に共生社会や世界平和の実現を目指す浄光会が1月24日、第35回総会を大本山増上寺(東京都港区・小澤憲珠台下)で行った。 法要では、小澤台下を導師に、大殿(本堂)で法然上人の忌日法要である御忌を営み、遺徳を偲ぶとともに、同月1日に発生した能登半島地震物故者への回向と被災地の復興を祈念した。 -
僧侶と檀信徒が共に念仏 僧俗一体聖日念佛法会 開催
1月25日、総本山知恩院布教師会(勝部正雄会長)は、浄土宗開宗850年を記念した「僧俗一体聖日念佛法会」を、総本山知恩院(京都市東山区)で開催した。全国から僧侶、檀信徒ら189名が参加し、「お念佛からはじまる幸せ」をテーマに、シンポジウムや法要を営んだ。 シンポジウムの座談会では勝部会長を司会に、「今を生きる教え」と題し、3人の檀信徒(山下均氏、熊谷繁一氏 -
浄土宗平和協会 ブックギフトで学業支援
宗祖法然上人のみ心を基に、世界平和への貢献のため活動する浄土宗平和協会(廣瀬卓爾理事長)が、日本で学ぶ留学生に図書を贈呈する「ブックギフト」の授与式を1月に宮城・東京・京都・福岡の4地区で開催、計30名の留学生に希望の図書が手渡された。 これは、将来の世界平和を担う留学生への支援としての取り組みで、同会が指定する地域の学校に通う私費留学生を対象に、「日本を -
極楽浄土に想いを馳せ 春彼岸 3月17日~23日
春分の日を中日とした7日間(今年は3月17日〜23日)は「春彼岸」と呼ばれ、この時期にお墓参りをされる方も多いことでしょう。「彼岸」とは、私たちの生きている迷いの世界「此岸」に対し、煩悩の川を越えた先にある「さとりの境地」を意味する言葉で、浄土宗では「西方極楽浄土」を喩えた言葉としても用いられます。 法然上人が師と仰ぐ中国の僧・善導大師(613‐681)は -
心健やかに 新たな一年にむけて 節分
「節分」でお馴染みの2月3日。全国各地で「豆まき」をはじめとするさまざまな厄払いの行事が行われます。立春・立夏・立秋・立冬の前日は、各季節の始まりの日とされ、〝季節を分ける〟ことから「節分」と呼ばれます。また、季節の変わり目には疫病を流行らせる鬼が生じると信じられていたことから、節分にて鬼払いを行う風習が生まれたとされます。 鬼を払う方法は、中国の儺(疫鬼 -
令和6年能登半島地震 浄土宗寺院65カ寺に被害 本宗寺院が救援物資集積所に
能登半島を震源に1月1日に発生した巨大地震(最大震度7)の被害は、石川県を中心に、富山、新潟、福井各県など広範囲に及び、懸命な救助作業にもかかわらず、死者222名、重軽傷者997名の人的被害(内閣府発表・1月17日時点)のほか、多くの家屋に被害をもたらした。 体に感じる地震が1431回を超えるなど余震が続く不安な状況の中、いまだ多くの人が不自由な避難生活を