ニュース一覧
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平和を願う式典に浄土宗僧侶が登壇 戦災の記憶と平和への願いを次世代に
名古屋市で5月14日に開催された同市主催「なごや平和祈念式典」で、空襲体験の語り部として様々な式典や平和祈念館などで講演をしている愛知県一宮市の観音寺・中野見夫師が自身の戦争体験を語った。 名古屋市は、太平洋戦争の間に63回もの空襲を受け、約8千人が犠牲になったことから、市街地に大きな被害が及び、名古屋城を焼失した5月14日を「なごや平和の日」とし、同空襲を
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鮮やかな蓮の花を楽しむ 観蓮会 開催
大本山光明寺(神奈川県鎌倉市)が、境内の記主庭園に咲く蓮の花の見ごろに合わせ、7月26、27日に観蓮会を開催する。 26日には記主庭園で「浄土蓮想」と題し、朗読やハーモニカなどを使ったトリオによる演奏会を行う。 また、庭園を眺めながらの抹茶席や香木とお香の香りを楽しむ聞香体験、浄土宗所依の経典の一つ『阿弥陀経』の写経や法話も。拝観料無料、イベントは要事前予 -
令和7年度 助成金交付式・活動報告会 寺院が地域社会で果たす役割
浄土宗ともいき財団(佐藤行雄理事長)が寺院・僧侶の公益性ある活動を支援する助成事業の令和7年度助成金交付式と6年度活動報告会が5月29日、東京都内の会場で行われ、全国からの参加者が学びと交流を深めた。助成は今年度で計延べ470件に達し、宗の社会貢献事業として定着している。 地域社会で福祉や教育、防災などさまざまな分野での寺院の活動を後押しするこの事業は、平成
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尾張徳川家の菩提寺 本堂と御霊屋が重要文化財指定へ
5月16日、名古屋市東区にある建中寺(村上真瑞住職)の本堂と徳川家御霊屋が、国の重要文化財に指定される見通しとなった。 同寺は尾張徳川家初代藩主・徳川義直をはじめとする歴代藩主の菩提寺として江戸時代初期に建立された浄土宗寺院。今回指定された本堂は、1651年の建立だが、1785年に火災で消失し、2年後に再建されたもの。尾張徳川家の威信を背景に造られた壮大な
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極楽浄土からのお迎えを再現二十五菩薩練供養 各地で厳かに
4月から5月にかけ、浄土宗と高野山真言宗で護持する當麻寺(奈良県葛城市)や、法然上人生誕の地に建つ浄土宗特別寺院・誕生寺(岡山県久米南町)などで、二十五菩薩練供養が修された。 この法会は、阿弥陀仏とその脇侍(仏の左右に侍して人々の救済を手助けするもの)の観音菩薩・勢至菩薩をはじめとする25の菩薩たちが、臨終が近い人を迎えに来る様子「来迎」を表す仏教行事で、そ
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増上寺と東博の企画展 盛況 ユネスコ「世界の記憶」国際登録を記念して
4月17日にパリで開催されたユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の執行委員会で、「世界の記憶」に「増上寺が所蔵する三種の仏教聖典叢書(増上寺三大蔵)」が国際登録された。これを記念した大本山増上寺(東京都港区=小澤憲珠台下)で4月19日から開催の企画展、東京国立博物館(東京都台東区)で4月28日から開催の特別企画で、増上寺三大蔵が展示され、実物を一目見ようと連