最新記事一覧
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まごころを込めてお参り 秋彼岸
日本には「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように、秋彼岸を迎える頃には、残暑もやわらぎ過ごしやすい時期となります。秋のお彼岸の期間は、秋分の日を挟んだ前後3日間をあわせた7日間(今年は9月20日~26日)で、多くの寺院では彼岸会が営まれ、墓所は、お参りの方が供えた色とりどりの季節の花でいっぱいになります。「彼岸」とは、サンスクリット語の「波羅蜜多(パーラミター
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想う気持ちを“かたち”に 作法のキホン(下)
秋分の日を中日とした前後3日間をあわせた7日間は秋のお彼岸。お寺での法会に参加されたり、お墓参りに行かれる方も多いのではないでしょうか。お彼岸は、ご本尊さまやご先祖さまへ日々の感謝を伝える大切な機会。今号で紹介する作法の基本をおさえ、大切な方と静かに向き合う時間を、よりよいものにしましょう。 お寺にお参りする前に 門前での作法 多くのお寺の入口には、「山門」
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連載 仏教と動物 第4回 師子にまつわるお話
お釈迦さまの前世における物語『ジャータカ』をはじめ多くの仏教典籍(仏典)には、牛や象などの動物から、鳥や昆虫、さらには空想上のものまで、さまざまな生き物のエピソードが記されています。この連載では『仏教と動物』と題して仏教における動物観や動物に託された教えについて紹介しています。第4回目は、百獣の王と呼ばれ、威厳のある動物「ライオン(師子)」を取りあげます。
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令和3年9月
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お寺で夏の思い出を 第55回おてつぎこども奉仕団
総本山知恩院(京都市東山区)で、7月26日から28日にかけて、第55回おてつぎこども奉仕団が開催され、26人が参加した。同奉仕団は、法然上人のみ教えを子どもたちに伝えるための行事。2泊3日のお寺での生活を通して、仏さまに手を合わせることの大切さ、人とのつながり、自然の恵みなどを学ぶことを目的としている。昨年はコロナ禍により開催できなかったが、今年はソーシャル
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屋根瓦葺き替え完成間近 大殿建立時の瓦 記念授与 大本山増上寺
東京都港区にある大本山増上寺(八木季生台下)では、令和6年に迎える「浄土宗開宗八百五十年慶讃事業」の一環として、大殿屋根瓦の総葺き替え事業を実施、取り外した土瓦を同事業の記念品として希望者に授与している。大殿は昭和49年の竣工。約半世紀にわたり風雨に耐えた屋根瓦は劣化し、損壊やズレが生じていた。参詣者への安全面や、地震、台風などの災害対策を考慮して、事業の実