最新記事一覧
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400鉢以上の蓮華が見ごろに 寺院と檀信徒を繋ぐ蓮 愛知・隨應院
6月下旬から7月上旬にかけて、愛知県豊田市の隨應院(小笠原直司住職)の境内で多くの蓮が見ごろを迎えた。 これは、先代住職の故木村昭玄師が同院の山号である「極楽山」から着想を得て、浄土宗の経典の一つ『五会法事讃(ごえほうじさん) 』に「この世(俗世)で一人が仏の名をとなえると、西方浄土にすぐに一輪の蓮の花が生ず」と説かれている極楽の様相から、蓮を咲かせようと思 -
熟成して味わい深まる 福島で守り貫く日本酒の底力 生酛造り 大七酒造
福島県二本松市・善性寺檀信徒 創業以来、270年以上に渡って生酛(きもと)造り一筋という稀少な酒造がある。福島県二本松市にある「大七酒造」だ。生酛造りとは、人工の乳酸を添加せず、蔵にいる微生物の力を活用する昔ながらの醸造法。手間も時間もとてもかかるが、骨太の味わいで根強い人気がある。 話を聞かせてくれたのは、十代目の太田英晴(おおたひではる) 社長。2001 -
連載 仏教と動物 第24回 最終回 竜にまつわるお話
お釈迦さまの前世における物語『ジャータカ』をはじめ多くの仏教転籍(仏典) には、牛や象などの動物から、鳥や昆虫、さらには空想上のものまで、さまざまな生き物のエピソードが記されています。この連載では『仏教と動物』と題して仏教における動物観や動物に託された教えについて紹介いたします。最終回は、今年の干支であり、神話・伝説上の動物「竜」を取り上げます。 仏教を守護 -
令和6年8月
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心ゆくまで味わう 法然さまの『選択集』 第22回
浄土宗で〝第一の聖典〟と位置づけられる書物『選択本願念仏集』(『選択集』)。「極楽往生を遂げるためには、何より〝南無阿弥陀仏〟とお念仏をとなえること」とする浄土宗の教えを、宗祖法然上人(1133ー1212)が微に入り細に入り説き示された「念仏指南の書」ともいえるものです。大正大学教授・林田康順先生に解説していただきます。 第3章弥陀如来余行を以て往生の本願と -
特別展「法然と極楽浄土」東京会場が閉幕
4月16日から6月9日まで東京国立博物館(東京都台東区)の平成館で開催された特別展「法然と極楽浄土」は119,024人(内覧会を含む)が入場するなど、盛況のうちに閉幕となった。 広報サポーター西村宏堂師によるトークショー盛会 5月26日、東京国立博物館(東京都台東区)で、特別展「法然と極楽浄土」東京会場広報サポーターを務めるメイクアップアーティストで浄土宗