最新記事一覧
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浄土宗の未来を担う124名の僧侶 伝宗伝戒道場成満 総本山知恩院 大本山増上寺
浄土宗教師(僧侶)になるための最後の修行である伝宗伝戒道場が、12月5日から25日まで総本山知恩院(京都市東山区= 伊藤唯眞猊下)、12月7日から27日まで大本山増上寺(東京都港区= 小澤憲珠台下)で開筵され、合わせて124名が新たに浄土宗の教師となった。 伝宗伝戒道場は前行と別行に分かれており、前行の最初の1週間は浄土宗の教えを授かるに値する器となるために -
心ゆくまで味わう 法然さまの『選択集』 第27回
浄土宗で〝第一の聖典〟と位置づけられる書物『選択本願念仏集』(『選択集』)。「極楽往生を遂げるためには、何より〝南無阿弥陀仏〟とお念仏をとなえること」とする浄土宗の教えを、宗祖法然上人(1133ー1212)が微に入り細に入り説き示された「念仏指南の書」ともいえるものです。大正大学教授・林田康順先生に解説していただきます。 第4章三輩念仏往生の文③ ||味わい -
一心寺の参詣後に一休み 名物のごくらく大福も絶品 一心寺茶房 緑州
大阪府大阪市・一心寺境内 大阪市天王寺区にある一心寺といえば、「施餓鬼供養」で知られるお寺である。宗派を問わず誰もが先祖供養ができるとあって、開かれたお寺としても親しまれる。加えて、多くの遺骨を粉砕して阿弥陀如来像として蘇らせた「お骨佛」と呼ばれる仏像が奉安されているというのも、地元では多くの人が知るところである。 広大な敷地内には大本堂をはじめ、納骨堂や念 -
令和7年1月
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藤原道長を描いた肖像画が奉納 大本山清浄華院
京都市上京区にある大本山清浄華院( 飯田実雄台下)が12月7日、平安時代中期に摂関政治の全盛期を築き、昨年放送されたNHK大河ドラマ『光る君へ』でも注目を集める藤原道長を描いた肖像画を初披露し、注目を集めている。 これは同院が、栄華を極めるも晩年、仏教に篤く帰依し、出家した道長が心血を注いで建立した法成寺跡地(同市同区)から見つかった石仏や建物柱を支える礎石 -
お手植え木造聖光上人坐像 造立 聖光上人ゆかりの大楠が坐像として蘇る 東京・回向院
東京都墨田区にある回向院(本多将敬住職)が、大本山善導寺の浄土宗二祖・聖光上人がお手植えした大楠から聖光上人坐像を造立し、話題を集めている。 これは、本多住職が平成30年に善導寺を参詣した際、その直前の台風で落ちた大楠の幹を見かけ、この尊木で聖光上人像を造ることで、その偉業を弘めたいと発願し造立されたもの。 同像は、聖光上人の念仏に対する強い信仰を表すかのよ