最新記事一覧
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東山中学校 「修養会」を開催 生徒たちが仏教にふれる2日間
6月18、19日に京都にある浄土宗宗立学校の東山中学校(塩貝省吾校長)が総本山知恩院(京都市東山区)で修養会を開催、同校の1年生約180名が参加し、今回はコロナ禍後初めて宿泊を伴って行われた。 同校では、宗教の授業で、仏教について学んでいる。この行事は、授業ではできない寺院での仏教経験を通じて、知識だけでない人として大切なものを得ることを目的としたもの。生 -
一筆ごとに心が踊る!奈良筆に宿る、書く楽しさ 伝統工芸品・奈良筆 有限会社 管城
三重県の静かな住宅街、庭に石楠花の木が植えられているのは、奈良筆を販売する「(有)菅城」の工房。 奈良筆は、奈良県奈良市周辺で昔から作られている筆で、伝統的工芸品に指定されている。 その工房で、筆づくりに勤しんでいるのが、代表取締役の鈴木一朗さん。「奈良筆を作る工程は百以上あります。一般的な筆は分業で作られますが、僕は一人で作業するんです。そうしないと、求め -
心ゆくまで味わう 法然さまの『選択集』 第33回
浄土宗で〝第一の聖典〟と位置づけられる書物『選択本願念仏集』(『選択集』)。「極楽往生を遂げるためには、何より〝南無阿弥陀仏〟とお念仏をとなえること」とする浄土宗の教えを、宗祖法然上人(1133ー1212)が微に入り細に入り説き示された「念仏指南の書」ともいえるものです。大正大学教授・林田康順先生に解説していただきます。 第5章 念仏利益の文② ||味わい方 -
令和7年8月
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三大蔵ユネスコ「世界の記憶」登録を記念し 大本山増上寺で記念式典 開催
今年4月、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の執行委員会で「世界の記憶」に「増上寺が所蔵する三種の仏教聖典叢書(増上寺三大蔵)」が国際登録された。これを記念して7月1日、大本山増上寺(東京都港区=小澤憲珠台下)が、ユネスコ「世界の記憶」国際登録記念式典を開催。 「増上寺三大蔵」は、中国や朝鮮半島で当時の技術の粋を集めて印刷された3種の仏教聖典の集まりで、 -
本堂の建て替えを記念し 35年ぶり大日如来坐像開扉
5月4日から6日まで、滋賀県湖南市の正福寺(山川正道住職)が本堂落慶記念として、秘仏・大日如来坐像(重文)を35年ぶりに開扉、期間中約600人が参拝し、にぎわいを見せた。 同寺は733年、聖武天皇の勅願所として、華厳宗の良弁上人が開山したと伝わり、明暦年間(1655~1658)に浄土宗に改宗した。近年、本堂の老朽化が進み内陣も手狭だったことから260年ぶりに