最新記事一覧
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再び信仰の対象に浄土宗保管の仏像 宗内寺院へ譲渡
浄土宗(川中光敎宗務総長)では、さまざまな理由から解散を余儀なくされた寺院に祀られていた仏像や什器7点を保管しているが、4月15日、その中の阿弥陀如来坐像、観音、勢至菩薩立像の3躯が宗内の寺院に譲渡されることとなった。 譲渡のきっかけは、令和5年10月、佛教大学宗教文化ミュージアム(京都市右京区)が、令和6年に浄土宗開宗850年を迎えることを機に開催した企画 -
浄土宗の発展に寄与 第49回宗門功労者に友田達祐師
浄土宗の発展に著しく貢献した僧侶に、浄土宗と総本山知恩院が贈る「宗門功労者」に、静岡市の法伝寺前住職・友田達祐師が選ばれた。 友田師は知恩院執事や大本山増上寺執事長、静岡教区教区長などの要職を歴任されたほか、知恩院では、法然上人800年大遠忌事業として、諸堂・境内整備事業を完遂し、800年大遠忌法要の開筵にあたり陣頭指揮を執られるなど同院の発展に大きく貢献。 -
花まつりのポスターを募集全日本仏教会
日本伝統仏教59宗派をはじめ、計105の仏教団体が加盟する(公財)全日本仏教会(伊藤唯眞会長)は、お釈迦さまの生誕を祝う行事 「花まつり」 の広報用デザインの募集を開始した。 採用作品は、ポスターや絵はがきとして全国寺院や教育施設などに掲示、配布される。「花まつり」を題材とした未発表のオリジナル作品であることが条件。締め切りは令和7年9月30日まで -
大本山清浄華院法主 飯田実雄台下 2期目へ
大本山清浄華院(京都市上京区)法主の任期満了に伴い、浄土門主・法主推戴委員会(委員長=川中光敎宗務総長)が4月18日、浄土宗宗務庁(京都市東山区)で開かれ、第83世法主飯田実雄台下の2期目推戴が決まった。任期は令和7年5月26日から4年間。 飯田台下は昭和24年生まれの76歳。47年に大正大学を卒業し、50年には同大学大学院を修了。55年から60年まで、長野 -
職人技と秋田の風土が生み出す地元で愛される上質な和菓子 光栄堂
秋田県鹿角市・圓徳寺檀信徒 「地元のお菓子」といえば、舌になじんだあの店のあの味が思い浮かぶ、という人も多いだろう。 秋田県鹿角市花輪にある「光栄堂」の和菓子も、きっとそんな地元のお菓子だ。「寺の行事で配るまんじゅうをこちらでつくってもらっています。とてもおいしいと好評なんですよ」 そう話すのは菩提寺・圓徳寺の齋藤道昭住職。光栄堂店主の山崎泰史さんは、「実 -
心ゆくまで味わう 法然さまの『選択集』 第31回
浄土宗で〝第一の聖典〟と位置づけられる書物『選択本願念仏集』(『選択集』)。浄土宗の教えを、宗祖法然上人(1133 – 1212)が説き示された「念仏指南の書」です。大正大学教授・林田康順先生に解説していただきます。 第4章三輩念仏往生の文 ⑦ 本章において法然上人は、阿弥陀仏について説かれた『無量寿経』のなか、浄土往生を願う者の資質や能力、往