最新記事一覧
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浄土宗の発展に貢献 第48回宗門功労者に 松岡玄龍師・井桁雄弘師
浄土宗の発展に著しく貢献した僧侶に浄土宗と総本山知恩院が贈る「宗門功労者」に、北海道礼文町の天龍寺住職・松岡玄龍師と大阪府大阪市の大圓寺住職・井桁雄弘師が選ばれた。松岡師は、浄土宗布教師会理事長、布教委員会委員長など宗内の要職を歴任されたほか、特に布教分野において、各種講習会への出講や、後進の育成に尽力されるなど、浄土宗の発展に貢献されてきた。また、昭和48 -
日本文化や仏教の〝心〟を伝える 米イリノイ大日本館 25周年 小澤台下揮毫の書贈呈
米国・イリノイ大学(イリノイ州)芸術学部の日本館(ジャパンハウス)は、5月4日から 5日、新館建立25周年記念式典を開催、大本山増上寺・小澤憲珠台下(けんじゅだいか)が「至誠心」と揮毫した書が、妙定院(東京都港区)住職の小林正道(しょうどう)師(大本山増上寺執事長)によって贈呈された。同館は、学生や地域住民に日本文化を紹介するため、1964年に設立された教育 -
お寺を教育の場に 不登校の子どものためのフリースクールを開始 愛知・浄土院
名古屋市守山区の浄土院(児玉尚文住職)では、 同寺副住職・児玉匡信師が園長を務める幼稚園 「守山幼稚園」(同市)に併設する形で、 不登校の小中学生を対象としたフリースクール「てらこやさん」を昨年12月に開設、地域で話題となっている。フリースクールとは、さまざまな理由から学校にいけない子どもたちを対象に学習や心のケアなどを行う民間の施設。全国で約30万人に及ぶ -
大正大学が浄土宗開宗850年慶讃法要 参列者ら法然上人ご手印と結縁
6月9日、浄土宗宗立学校の大正大学(東京都豊島区)が学園祭「鴨台祭(おうだいさい)」の中で、「浄土宗開宗850年慶讃法要」を営んだ。 これは、今年が法然上人の浄土宗開宗から850年に当たることから、学園祭を訪れた人にその教えに触れ、結縁(けちえん)してもらおうと企画したもの。 法要では、開宗の契機となった一文を参列者と奉読。会場には上人の教えが記された「一枚 -
西照寺(新潟) 最後のコンサート好評 山寺に響くソプラノの歌声
潟県柏崎市の西照寺(小嶋知紀住職)5月19日、今年で最後となる山寺コンサートを開催し、参加者に惜しまれつつ8年の歴に幕を閉じた。これは、同寺を開放し行事を開催することで、地域の活性化の一助となるよう、小嶋住職が2017年より始めたもので、年を重ね体力的に厳しくなることを見越して、当初から10回で最後にしようと決めていたことや、知己の演奏者を一通り招き終えたこ -
心ゆくまで味わう 法然さまの『選択集』 第21回
浄土宗で〝第一の聖典〟と位置づけられる書物『選択本願念仏集』(『選択集』)。「極楽往生を遂げるためには、何より〝南無阿弥陀仏〟とお念仏をとなえること」とする浄土宗の教えを、宗祖法然上人(1133ー1212)が微に入り細に入り説き示された「念仏指南の書」ともいえるものです。大正大学教授・林田康順先生に解説していただきます。 第3章弥陀如来余行を以て往生の本願と