最新記事一覧
-
想う気持ちを“かたち”に 作法のキホン(上)
お盆は、棚経やお墓参りなどで作法を気にすることが多い時期。「どうすればいいの?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。作法ばかり気にしていては、ご先祖さまやご本尊さまとしっかりと向き合えません。今号から2回にわたって紹介する浄土宗の作法の基本をおさえ、大切な方と向き合い、よりよい時間を過ごしましょう。 袈裟のつけ方 お参りや法要の時に、ぜひ身に着けていた -
連載 仏教と動物 第3回 猿にまつわるお話
お釈迦さまの前世における物語『ジャータカ』をはじめ多くの仏教典籍(仏典)には、牛や象などの動物から、鳥や昆虫、さらには空想上のものまで、さまざまな生き物のエピソードが記されています。この連載では『仏教と動物』と題して仏教における動物観や動物に託された教えについて紹介しています。第3回目は、人に近く愛嬌のある動物「猿」を取りあげます。 こころの動き インドでは -
平宗盛の最期 偲ぶ 宗盛公胴塚保存会
平家最後の総大将・平宗盛の胴塚のある滋賀県野洲市大篠原で宗盛公胴塚保存会が6月20日、「平宗盛公を偲ぶ集い」を行い、浄土宗を含む地元12カ寺で組織する篠原仏教会が法要を厳修。その後、地元住民らで復元した「首洗い池」を参加者にお披露目した。宗盛は、壇ノ浦の戦いで敗れ京都に移送中、現在の野洲市で斬首されたと伝わり、現地には胴体が埋められたという胴塚が残る。5年前 -
地域と寺院の縁 深める機会に 国重文 運慶仏をVR化
VR(バーチャル・リアリティ=仮想現実)で仏像参拝などを体験できる取り組みが、神奈川県横須賀市の浄楽寺(土川妙真住職)で始まり注目を集めている。これは、一般社団法人BUSHIDO文化協会(土川憲弥代表理事)が企画したもの。同協会は鎌倉時代から幕末の歴史や武士道文化が色濃く残る三浦半島の魅力発信のため、浄楽寺副住職でもある土川憲弥師が中心となり、今年4月に設立 -
「東北サンガ」など4宗教団体 漁網と船外機を塩竈市へ寄贈
東日本大震災で被災した宮城県塩竈市浦戸諸島の寒風沢島の復興支援を続けている仏教ボランティア団体「東北サンガ」など仏教とキリスト教の4団体が、塩竈市に漁網と船外機を寄贈、6月3日、同市のマリンゲート塩釜の桟橋で寄贈式が行われた。式には佐藤光樹市長をはじめ市や島、各宗教団体の関係者ら約20名が出席した。この度の寄贈は、東北サンガの窓口を務める塩竈市雲上寺副住職・ -
気持ちを込めてご供養 お盆
全国的に7月から8月にかけて営まれるお盆。この時期に営まれる行事の一つで、「大文字」の名で知られる京都の「五山送り火」。これはこの世に戻ってきたご先祖さまをお送りするために行う「送り火」の一種とされ、日本の夏の風物詩として古くから親しまれています。このように、私たちにとってなじみ深いお盆ですが、その由来は、『盂蘭盆経』というお経にある次のようなエピソードとさ