浄土宗新聞

お彼岸の準備をしましょう

投稿日時

秋のお彼岸はいつ? 由来は?

秋のお彼岸が近づいてきました。
ここでは、お彼岸の由来、お墓参りやお仏壇のお掃除など、浄土宗が用意したコンテンツをご紹介いたします。

ぬりえリーフレット「秋のお彼岸」TOPイメージ


2022年秋のお彼岸はいつ?


秋のお彼岸は、秋分の日とその前後3日間で、令和4年の秋彼岸は9月20~26日です。
(彼岸入り=9月20日、中日=9月23日、彼岸明け=9月26日)

お彼岸の由来は?どうやって過ごす?

もともと「彼岸」とは、仏教が生まれた古代インドで使われたサンスクリット語「パーラミター(波羅蜜多)」に由来する言葉で「向こう岸に渡る」という意味。これを漢訳すると「到彼岸」となり、浄土宗では、私たちのいる生死が繰り返され苦しみの多い “この岸 (此岸)” から、仏の世界である “かの岸 (彼岸)” の極楽浄土に到ることをいいます。
春分・秋分の日は、太陽が真西に沈むため、その方角にある阿弥陀さまの西方極楽浄土に想いを馳せるのに適した時期と言われ、仏道修行に励むのに最適だとか。
◆詳しくはコチラ
◆新纂浄土宗大辞典:彼岸

お子さまと一緒にお盆について学べるぬりえも用意しました。

◆ダウンロードはコチラ

お彼岸を迎える準備をしましょう

お墓のお手入れ

お墓が菩提寺にある場合は、まずご住職にご挨拶をし、本堂のご本尊さまにお参りをします。
お墓参りには、お数珠・お袈裟、お線香・お花(地方によっては樒をあげることもあります)、マッチまたはライター。そのほか、手桶と柄杓、さらに雑巾、きれいなタオル、ほうき、タワシ、ゴミ袋などの清掃具も忘れずに。到着したら、まず合掌・礼拝、そしてお十念をとなえてから清掃をします。きれいになったらお花、お線香をあげ、墓石に水をかけ、あらためて合掌しお十念をとなえ、あなたの思いを故人にお届けください。
*墓地の汚れにつながることから、お供物を置いていくことは禁止されているところも増えています。お花以外のものは持ち帰りましょう。

お墓のお手入れについて解説した動画も用意しました。
是非ともご覧ください。
◆ご視聴はコチラ

お盆にお墓参りに行けないときは

お墓参りに行けないということがあるかもしれません。
そのようなときも、ご先祖さまを想い、手を合わせてください。
何よりも故人が喜ぶのは、あなたが手を合わせてくれる、その気持ちです。

お仏壇のお手入れ

ご家庭にお仏壇がある方は、お盆の飾りつけの前にお掃除をしてはいかがでしょうか。
きれいになったお仏壇にお盆飾り、もどってきたご先祖さまも、きっと喜んでくださいます。

◆お仏壇の詳しいお手入れの動画はコチラ