ニュース一覧
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極楽浄土に思いを寄せて 秋彼岸
9月の祝日「秋分の日」は、太陽が真西に沈む日。 秋分の日の由来は、明治時代に始まった宮中祭祀「秋季皇霊祭」にあります。この日には、歴代天皇や皇族の霊をまつる祭儀を行っており、国民もこれに倣ってご祖先さまを供養する日となりました。その後、1948年に施行された「祝日法(国民の祝日に関する法律)」により、新たに「秋分の日」と制定され、その趣旨が「祖先を敬い、亡 -
争いなき平和な世を願い 8月15日 増上寺 平和祈願会
第二次世界大戦終戦から80年となった8月15日、大本山増上寺(東京都港区=小澤憲珠台下)が、「平和祈願会」を大殿本堂で厳修した。 増上寺は毎年8月、原爆が広島と長崎に投下された6日と9日、それぞれの追悼会を営むとともに、「終戦の日」の15日、戦没者を供養し、争いのない平和な世が続くことを願い、この法要を勤めている。 小澤台下を導師に11時45分から始まった -
お寺で過ごす夏休み 神奈川教区が「夏期僧堂」を開催
7月23日から25日までの3日間、神奈川教区(夏見裕貴教区長)が大本山光明寺(神奈川県鎌倉市=柴田哲彦台下)で「夏期僧堂」を開催、小学2年生から高校1年生までの子どもたち28名が参加した。 これは、仏教を体験的に学ぶとともに、仲間と協力し合う心を育むことを目的に毎年行われている。 初日の開堂式は、柴田台下が導師を務め、「お友だちと力を合わせ、充実した3日間 -
今秋「法然と極楽浄土」 九州ゆかりの名宝多数
令和6年に浄土宗が開宗850年を迎えるに際して企画され、東京国立博物館、京都国立博物館の開催で17万人以上を動員した特別展「法然と極楽浄土」が、九州国立博物館(福岡県太宰府市)で10月7日から11月30日まで催される。 7月17日、開催に先立ち九博で行われた記者発表会で、浄土宗の川中光敎宗務総長は、「法然上人や浄土宗を身近に感じてもらうきっかけになれば」と -
秘仏が拝める 後醍醐天皇御忌
9月27日、後醍醐天皇のが勅願寺とした如意輪寺(奈良県吉野町=加島公信住職)が同天皇の遺徳を偲び御忌法要を営む。 当日は、11時から天皇の御霊殿・塔尾陵から本堂まで行列を行い、法要を勤める。そのほか、通常非公開の本堂や同天皇の念持仏(私的に拝むための仏像)で秘仏の本尊・如意輪観音菩薩や天皇自作の木像などを拝観可能。本尊と木像を同時に見られるのはこの日のみ。 -
平和への願い新たに後世へ繋ぐ 秋田・宮城 平和誓願のつどい開催
秋田教区教化団(高橋龍彦教化団長)と宮城教区教化団(太布基雄教化団長)が7月26、27日、秋田市と仙台市それぞれで「平和誓願のつどい」として、激しい迫害を受けながらも、反戦を訴え続けた僧侶の物語『明日へ―戦争は罪悪である―』の上映会と同作監督のトークショーを行った。 これは本年が終戦80年にあたることをうけ、悲惨な戦争の記憶を心に刻み、平和への願いを新たに