ニュース一覧
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尾張徳川家ゆかりの寺宝 大公開「守山の御寺 大森寺の宝物」 名古屋城・西の丸御蔵城宝館
名古屋城西の丸御蔵城宝館が3月2日から5月7日まで特別展「守山の御寺 大森寺の宝物」を開催する。浄土宗大森寺(名古屋市守山区=石橋伸一住職)は、尾張藩二代藩主徳川光友の生母である歓喜院(乾の方)の菩提寺として創建された寺院。尾張徳川家の庇護を受け、現在も尾張徳川家ゆかりの品々をはじめとする、数多くの美術工芸品や歴史資料が伝えられている。今回、多くの宝物が初公 -
数々の震災を乗り越え 修復の山門 国登録有形文化財に登録数々の震災を乗り越え 修復の山門 福島・無能寺
福島県桑折町の無能寺(佐藤伴美住職)山門が、3月6日、国の登録有形文化財に登録され、地域の話題を集めている。 福島県桑折町の無能寺(佐藤伴美住職)山門が、3月6日、国の登録有形文化財に登録され、地域の話題を集めている。同寺は江戸時代中期の浄土宗捨世派の高僧・無能上人を開山とする寺院。同寺山門は、元治元年(1864)に建立され、薬医門形式、木造瓦葺切妻反り屋根 -
鎮魂の想い未だ絶えず 船上で回向 これからも 岩手・浄願寺
3月6日、岩手県大船渡市の浄願寺・鬼海信隆住職と、大阪府泉大津市の生福寺・石原成昭住職が、大船渡湾で東日本大震災物故者慰霊のための「船上回向」を行った。これは、同市で復興の支援を行ってきた石原師が、鬼海師と交流を深めるなかで、震災直後から毎年行ってきたもの。物故者が眠る湾内で静かに祈りを捧げた。石原住職は、「船上での回向は、未だ行方不明の方がいると想い始めた -
全日仏 新会長に伊藤猊下が就任
4月1日、浄土門主・総本山知恩院門跡の伊藤唯眞猊下が、全日本仏教会の会長に就任された。同会は、日本仏教の主要59宗派、37の都道府県仏教会、9の仏教団体の計105団体が加盟している、日本の伝統仏教界における唯一の連合組織。広く社会に向けた仏教文化の宣揚と世界平和に寄与することを目的として活動している。就任は昨年11月13日に行われた同会理事会で決定したもので -
浄土宗開宗八五〇年 御忌・慶讃法要
八五〇年続く教え 報恩の想い 捧げる 春の日差しが穏やかに降り注ぐころ、総本山知恩院、大本山増上寺・金戒光明寺・百萬遍知恩寺・清浄華院・善光寺大本願では、浄土宗を開かれた法然上人を偲ぶ「御忌」、さらに本年は浄土宗が開かれて850年の節目となることから、その喜辰をともによろこぶ慶讃法要が営まれます。 「『南無阿弥陀仏』とお念仏をとなえれば誰でも極楽浄土に往生 -
開山・聖光上人を偲び盛大、おごそかに 善導寺開山忌 3月27日~29日
3月27日から29日、大本山善導寺(=福岡県久留米市・阿川文正台下)が同寺を開いた浄土宗二祖・聖光上人の遺徳を偲ぶ開山忌大法要を勤める。 聖光上人(1162—1238)は筑前香月(現在の北九州市八幡西区)の生まれ。14歳のとき、天台宗の僧侶となり、比叡山延暦寺など複数の名刹で仏教の勉学に励んだ。36歳で京都に上洛した際、法然上人と出会い、その教えに強い感銘