浄土宗新聞

浄土宗や社会の発展に貢献 第47回宗門功労者に平野 仁司師・東海林 良雲師 

投稿日時
平野仁司師
東海林良雲師

 浄土宗や社会の発展に著しく貢献した僧侶に浄土宗が贈る宗門功労者に、神奈川県座間市の宗仲寺前住職・平野仁司師と宮城県塩竈市の雲上寺前住職・東海林良雲師が選ばれた。
 平野師は、浄土宗宗議会議員、大本山光明寺執事長などの役職を勤めるなど、宗の発展に貢献。さらに浄土宗保育協会理事長、浄土宗児童教化連盟理事長を歴任するなど幼児教育にも尽力し、その功績が認められて、仏教精神に基づく青少年教育で優れた実績をあげた個人や団体が選ばれる正力松太郎賞を令和2年に受賞された。
 東海林師は、浄土宗宗議会議員や浄土宗スカウト連合協議会理事長など宗内役職を歴任されたほか、総本山知恩院執事や同院顧問はじめ数々の役職を務めるなど、宗の発展に貢献。また大本山増上寺布教師、知恩院布教師として布教の分野でも活躍された。
 表彰式は4月22日、知恩院の御影堂において執り行われ、浄土門主・伊藤唯眞猊下から表彰状と記念品が贈呈された。なお、東海林良雲師は3月4日に急逝されたため、雲上寺住職の東海林良昌師に手渡された。