浄土宗新聞

世界の平和を願う 浄土宗平和誓願の集い ー北陸地区大会ー 浄土宗平和協会

投稿日時
法要中、参列者たちは平和を願いながら手を合わせ十念をとなえた

 浄土宗平和協会(廣瀬卓爾理事長)が6月23日、「浄土宗平和誓願の集い―北陸地区大会―」を、福井県越前市の大寳寺(吉田悦應住職)で開催した。
 同協会は、令和6年に迎える浄土宗開宗850年慶讃事業の一環として、世界平和の実現に向けての意識の高揚を図ることを目的とした法要を全国8カ所で実施することにしており、今回が2回目。
 当日は、川中光敎宗務総長を導師に、吉田悦應福井教区長、花木信徹同教区教化団長が脇導師、同教区僧侶が式衆を務め、平和誓願法要を営んだ。
 その後、ウクライナ出身のカテリーナ・グジー氏による民族楽器バンドゥーラの演奏と記念講演のほか、浄土宗寺院から同協会へ提供された戦時資料のパネル展示を行った。
 廣瀬理事長は、「兵戈無用(『武力を用いない』の意)を思い実践しなければならない」と訴えた。