浄土宗新聞

新曲の売り上げ ラハイナ浄土院の復興に ペペのプロデューサーが法要で楽曲を披露

投稿日時
元歌手である片山さんの歌声に檀信徒や地域住人ら80名が耳を傾けていた

 音楽プロデューサ―片山始さんが、自身のプロデュースする女性歌手デュオ・ペペ(Paix2)の出身地鳥取の戦国武将・吉川経家を偲ぶ演歌「久松山」を制作、CDの売り上げを8月に山火事で伽藍が焼失したハワイのラハイナ浄土院復興のため寄付している。
 同曲は、片山さんと親交のあった経家の菩提寺・眞教寺(鳥取市)永井廣道住職からその遺徳を広く知ってもらいたいと3年前に依頼を受け、制作したもの。
 同寺での経家の443回忌で披露を準備していた最中にラハイナ浄土院の焼失を知った片山さんは、ペペが2012年、同院100周年でライブをした縁から復興の力になりたいと考え、永井住職に相談。売り上げを寄付することにした。
 10月15日の法要では、片山さんが楽曲を披露し、CDを販売。曲に聞き入った多くの人が手に取っていた。
 片山さんは活動を通じた復興支援を続けるという。