浄土宗新聞

“部落差別問題”テーマに 人権同和研修会 開催

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差別戒名物故者法要で表白を読む伴センター長(右)

 10月19日、佐野市文化会館(栃木県佐野市)で、部落差別問題をテーマとした人権同和研修会を開催した。
 浄土宗栃木教区、群馬教区、茨城教区の3教区が主催して行ったもので、僧侶や檀信徒をはじめ、行政職員、人権擁護委員や一般の人々など合わせて約百名が参加した。
 研修会と併せ、伴乃昶浄土宗人権センター長を導師に差別戒名物故者法要が営まれた。その後、戸田眞部落解放同盟栃木県連合会書記長による「学校では教えてくれない差別と人権の話」と題した講演や、昨年60年ぶりに映画化された島崎藤村の不朽の名作『破戒』の上映会を行い、部落差別問題について学んだ。
 伴センター長は「万人平等という法然上人の教えに基づき、同和問題に目を背けずに取り組まなければならない」と語った。