特別展「法然と極楽浄土」 24年春に東博 秋に京博 25年秋に九博で
令和6年に浄土宗開宗850年を迎えることを機に、その歴史を、全国の浄土宗寺院などが所蔵する国宝、重要文化財を含む貴重な名宝によってたどる特別展「法然と極楽浄土」が、来年春より再来年秋にかけ、東京・京都・九州の3国立博物館で開催される。
10月24日、東博で開催された報道発表会で、川中光敎浄土宗宗務総長は「浄土宗の檀信徒だけでなく多くの人に法然上人の教えに触れていただく機会としたい」と語った。
同展では、国宝「阿弥陀二十五菩薩来迎図(早来迎)」が3年に及ぶ修理を終えて初公開となる。今回の修理で肌裏紙(本紙の裏に直接貼る補強紙)が交換され、墨線や山水表現がより鮮明となり、制作当初のイメージに近いものとなった。このほか国宝「綴織當麻曼陀羅」(8世紀、奈良・當麻寺)が奈良県以外での初公開となる。
東京会場:東京国立博物館平成館、会期:2024年4月16日(火)~6月9日(日)、京都会場:京都国立博物館平成知新館、会期:2024年10月8日(火)~12月1日(日)、福岡会場:九州国立博物館、会期:2025年10月7日(火)~11月30日(日)
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