浄土宗新聞

福島県沖で震度6強の地震 宮城 福島の63カ寺・檀信徒に被害

地震によって倒壊した興仁寺薬師堂の向拝

地震によって倒壊した興仁寺薬師堂の向拝

2月13日23時7分頃、福島県沖を震源とする最大震度6強の地震が発生した。
被害は岩手、宮城、山形、福島、茨城、栃木、埼玉県の広範囲に及び、重軽傷者はあわせて185名、家屋は3112軒が損壊した(2月22日、内閣府発表)。
浄土宗に寄せられた情報によると、宮城教区21カ寺、福島教区42カ寺(3月19日現在)が被害を受けたほか、檀信徒も被災した。
特に、震度6強を観測した福島県相馬市の興仁寺(名木橋隆英住職)は、本堂仏具や仏像の散乱破損のほか、薬師堂向拝が倒壊した(右写真)。
名木橋住職は、「前回の東日本大震災よりも、今回の方が揺れを大きく感じました。薬師堂は昨年改修を終えたばかりだったので非常に残念です」と話した。

震度6弱を観測した福島県桑折町の無能寺(佐藤伴美住職)の墓地の様子
震度6弱を観測した福島県桑折町の無能寺(佐藤伴美住職)の墓地の様子