浄土宗新聞

鎮魂の想い未だ絶えず 船上で回向 これからも 岩手・浄願寺

船上で回向する石原師と鬼海師

船上で回向する石原師と鬼海師

3月6日、岩手県大船渡市の浄願寺・鬼海信隆住職と、大阪府泉大津市の生福寺・石原成昭住職が、大船渡湾で東日本大震災物故者慰霊のための「船上回向」を行った。
これは、同市で復興の支援を行ってきた石原師が、鬼海師と交流を深めるなかで、震災直後から毎年行ってきたもの。物故者が眠る湾内で静かに祈りを捧げた。
石原住職は、「船上での回向は、未だ行方不明の方がいると想い始めた。コロナ禍で見合わせた時期もあったが、これからも続けていきたい」と語る。