浄土宗新聞

法然上人に見守られ新たな門出 総本山知恩院で成人祝賀式

式典に参加する新成人たち(総本山知恩院提供)

式典に参加する新成人たち(総本山知恩院提供)

総本山知恩院(=京都市東山区)で1月8日、新成人を祝う第57回成人祝賀式が、同院御影堂で執り行われた。
この式典は、仏の弟子になる儀式(帰敬式)を中心としたもので、同院の青年教化事業の一環として毎年開催され、今年は浄土宗の宗立宗門校の学生や宗内関係者などの新成人32名が参列した。
式典は佛教大学箏曲部による箏の演奏に包まれながら、厳かに挙行され、参加した成人らは、法然上人の御影の前で高らかにお念仏をとなえた。
参列した佛教大学2回生の遥地悠人さんは、「お寺で成人式が行われていることを知りませんでした。仏さまに成人としての決意を誓うことができ、とても良い経験となりました」とその喜びを話した。