浄土宗新聞

屋根瓦葺き替え完成間近  大殿建立時の瓦 記念授与 大本山増上寺

屋根瓦葺き替え工事中の増上寺大殿。前面の葺き替えが完了し、現在は左右と後方の葺き替えが行われている。今年10月末完成予定

屋根瓦葺き替え工事中の増上寺大殿。前面の葺き替えが完了し、現在は左右と後方の葺き替えが行われている。今年10月末完成予定

東京都港区にある大本山増上寺(八木季生台下)では、令和6年に迎える「浄土宗開宗八百五十年慶讃事業」の一環として、大殿屋根瓦の総葺き替え事業を実施、取り外した土瓦を同事業の記念品として希望者に授与している。
大殿は昭和49年の竣工。約半世紀にわたり風雨に耐えた屋根瓦は劣化し、損壊やズレが生じていた。参詣者への安全面や、地震、台風などの災害対策を考慮して、事業の実施が決定。令和元年11月から瓦志納を始め、現在、軽量で腐食しないチタン瓦への葺き替え工事が進められている。
志納者や同事業を知った人から「建立時から大殿を守ってきた瓦を譲ってほしい」という声が多くあり、同寺は土瓦450枚を希望者に渡すことを決めた。同寺・浄土宗開宗八百五十年奉賛局の堀江利昌師は「この瓦をきっかけに増上寺とご縁を結んでいただければうれしい」と話す。
土瓦授与は丸瓦と平瓦のセット、敷物、立て札が記念品として贈られる(下写真)。募集は450口で、冥加料1口3万円。申し込み期間は10月15日まで。問い合わせ・申し込みは、大本山増上寺 浄土宗開宗八百五十年奉賛局=03(3432)1431まで。

大きさは縦・横約50センチ。重量約20キロ