浄土宗新聞

全国各地で子ども向けイベント お寺で夏の思い出を

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おてつぎこども奉仕団の諸堂参拝。普段は触ることのできない大鐘楼にさわり、その大きさを体感した

子どもたちが待ちに待った夏休み。浄土宗寺院でも多くの子ども向け行事が催されました。今号では、総本山知恩院の「おてつぎこども奉仕団」と、浄土宗主催の「宗門子弟教養講座」の2つを紹介します。

楽しく仏教に触れる

総本山知恩院(京都市東山区)が提唱する「おてつぎこども奉仕団」が7月24日から8月26日まで行われ、全国から約700名の子どもが参加した。
 「おてつぎ」とは、1966年に「念仏の灯を次へ、またその次へと受け継いでいく」という願いから始まった運動。法然上人の教えを現代社会に広く伝えるこの運動は、今年で60周年を迎える。
 「おてつぎこども奉仕団」は、小学校4年生から中学校3年生を対象に、全国各地からの参加者を9ブロックに分けて行われる。同院での2泊3日の生活や諸堂参拝、勤行、レクリエーションなどを通して、仏教の教えを学ぶプログラムとなっている。
 子どもたちは、朝の法要に参列後、御影堂(国宝)の回廊の雑巾掛けや、大鐘楼(重文)へ参拝するなど、様々な体験を通し、仏教を学んだ。
 また、阿弥陀さまに仏の子となることを誓う「ともしびの集い」では、「明るく」「正しく」「仲良く」生きていくことを誓い、献灯した。
 参加者からは「ともしびの集いでは、静かで厳かな雰囲気の中、自分を見つめ直すことができた」などの声が寄せられた。

子弟の心構えを学ぶ

 7月26日から28日にかけて総本山知恩院で、宗門子弟教養講座が開催された。
 これは、浄土宗が寺院の子弟を対象に、仏教の教えや作法などの基礎的な教養を身につけてもらうために行っているもの。今年は6名の子弟が参加した。
 開講式の後には、法式講座が行われ衣の着脱という基本から、お勤めの作法や、その意味について学んだ。
 また、宗門子弟の心構えや、釈尊、法然上人の教えについての講話があり、阿弥陀仏や法然上人の像を実際に見ながら説明を受けた。
 参加した子どもたちは、「子弟として心構えを考えるきっかけになった」と振り返った。

宗門子弟教養講座で勤行を学ぶ参加者